
今回ご紹介するのは、千葉県にある定員71名の有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)です。
運営会社は有料老人ホームを軸に全国100拠点以上を展開する上場企業で、ドクターメイトは千葉埼玉エリアの4施設から先行して導入されました。そのうちの1施設の事例をご紹介します。
看護師は夜間オンコールなしで採用。施設長が電話を受けていた
施設の看護師はオンコール待機なし。夜間に何かあれば施設長に電話が入ってくる運用でした。
背景には、施設看護師にオンコールをやらせると離職につながる。もし離職して新しく人を採用するとなると、加算で入ってくる金額よりも採用費の方が増えてしまうという事情がありました。

施設長は呼ばれたときに駆けつけられるように施設から徒歩圏に住んでいました。車が必要な距離に住むと、家でお酒を飲むこともできなくなります。

こういった状況もあり、施設を運営する会社の取締役にオンコールの代行サービスを提案しました。
夜間看護体制加算の取得と同時に導入すれば、導入費用以上に加算の報酬が入ってくるため、施設にデメリットもありません。
まずは千葉埼玉エリアの施設から、なるべく早いタイミングで開始することとなりました。
コロナの影響で苦戦するもご家族から同意書を取得
これまで加算を未取得だったため、ご家族様に対して1人ずつ同意取得が必要となりました。通常であれば月に1度、ご家族会を開催しており、その時に同意書の回収が可能です。
しかし、今回は新型コロナウィルスの影響でご家族会が中止となり郵送のみのやりとりとなりました。
当初の想定よりも時間がかかりましたが、施設スタッフ様の努力もあり、なんとか開始までに多くの方の同意を取得できました。

施設長が率先して導入を準備
以前に医療相談のみで試験導入を行っていた頃から、ドクターメイトのメンバーが何度か訪問していたため、現場スタッフの方とはお互いに信頼関係を構築できていました。
コロナの影響で現場スタッフのミーティングが中止になり、全体に説明できないという状況もありましたが、施設長がサービスをよく理解していただいており、率先してスタッフ様に説明していただいたので、導入はとてもスムーズに進みました。

スタッフからは非常に好評でした
同意取得も進み、2020年5月から導入開始しました。
新人の介護スタッフ様が電話で伝えられるか不安という声もありましたが、導入後はオンコールの件数もたくさんきており、ご活用いただけております。
また、導入後も定期的に振り返りの機会を設け、入居者様のためにより高いを提供できるよう連携を深めています。
その中で現場の方からも様々な声をいただきました。


以前は夜間のコール先が施設長であり、介護経験は豊富でも医療は詳しくないため、施設長自身も判断に迷う状況でしたが、オンコール代行™の導入によって、夜勤スタッフと施設長の双方に安心してご利用いただけているようです。
地域医療の足りない部分を支える存在に
実際に説明会の実施など導入に向けて尽力したドクターメイト担当者はこう振り返っています。

新しい施設も積極的に展開されていますが、十分な医療環境が整っていない地域でもドクターメイトがあることで医療面の足りない部分を支えることができればと思います。
運営する会社様は地域の介護ニーズに応えて毎年3施設ほどのペースで各地に有料老人ホームをオープンされています。どのエリアでも看護師の確保が課題となる中で、ドクターメイトの医療相談や夜間オンコール代行™によって看護師の確保が有利に進むとおっしゃっていただけています。
今後は他のエリアでも導入を増やして介護施設の医療環境を支え、入居者様もスタッフ様も安心できるサービスを提供してまいります。
多くの導入事例をご紹介
ドクターメイトの提供サービスは新しい取り組みであり、介護施設には多くの関係者がいる中で、自分の施設で導入できるのか、効果があるのか、不安に思う方も多くいらっしゃいます。
多くの導入施設から参考となる事例をご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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