ドクターメイトの日中医療相談サービス・夜間オンコール代行™サービスをご活用頂いている施設の中から、導入前の課題と導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。
今回は東京都台東区の「橋場すみれ園」の新人指導ご担当の内藤様(上記写真)、看護師の髙橋様にお話をうかがいました。
- 橋場すみれ園
- 東京・下町にある橋場すみれ園は、隅田川沿いでスカイツリーも一望でき、屋上庭園は隅田川花火大会の特等席になります。天気が良ければ遠くに富士山も眺望できます。四季折々の自然に触れ合うことができ、祭りや花火なども楽しめる環境で心豊かにお過ごしいただけるよう、ご利用者様ひとり一人に寄りそいながら、居心地の良い環境づくりを行い、安心・安全・快適な生活を送る支援をいたします。
<導入前の課題>
皮膚トラブルでの受診付き添いでかなりの時間が取られてしまう
ー導入前にはどのような課題がありましたか
高橋さん:
皮膚トラブルの方は結構多くて、1日に2,3人は病院に連れて行くことがありました。認知症をお持ちでなければ、「少し待っててね」と伝えればいいのですが、認知症をお持ちの方が多いので、1回の通院では1人しか連れて行けません。しかも大きな病院であればかなり待つことになるので、時間がかかっていました。
シャワー中に電話がかかってきて、耳だけ拭いて対応したことも
ー夜間オンコールはどう対応されていたんですか
髙橋さん:
もともと常勤の看護師が3名いたのですが2人が退職し、常勤1人、非常勤3人と派遣数名となってしまいました。その後、採用で補おうとしましたが補充がうまくいかない状態でした。そんな中で私と施設長の2人で、毎月8~10件程度の夜間オンコール対応をしていました。
家ではシャワーの近くに電話を置き、シャワー中にかかってきた時は止めて電話を取る。髪を洗ってる時なら、耳だけ拭いて電話に対応していました。ゆっくりシャワーも浴びることができず、「いつかかってくるんだ」といった不安を常に抱えていました。当時は体力的にも精神的にも、相当厳しかったですね。ドクターメイトを導入すると聞いた時は「この不安から解消される!」と思いました。
<準備していたこと>
本人用の薬がない場合に備えて、施設としての常備薬を整備
ー導入にあたり準備をされたことや工夫をされたことはありますか
髙橋さん:
正直なところ、鮮明には覚えていないですが、そんなに負担になることはなかったと思います。
ただ、看護師の立場ですと、例えば発熱時に「38度以上なら解熱剤1錠」などの具体的な指示が無いとドクターメイト側でアドバイスが出せない、と聞いていました。そのため薬を持っている方の場合は準備をしたり、不足している場合は予備で共有している解熱剤の数をそろえ、本人用が無い方はここから使ってね、といった業務フローを介護主任などと相談して整備をしましたね。
<導入後の効果>
皮膚トラブルで半日取られていた受診付き添いへの負担が大幅に軽減
ー日中医療相談の活用について教えてください
髙橋さん:
基本は皮膚のトラブルの時に使っています。ドクターメイトにチャットで質問したら、2~3個の選択肢をアドバイスしてくれます。それを嘱託医にそのまま相談するとFAXで処方箋が届くようになりましたのでとても助かっています。通院が減って、受診付き添いにかかっていた時間と人員のロスが軽減できています。
月8~10件のオンコール対応が0件に
ー導入後のオンコール対応について教えてください
髙橋さん:
オンコールがかかってくることはなくなりました。おかげで夜はゆっくり眠れるし、シャワーの近くに電話をおくこともなく、ゆっくりとお風呂に入れています。家の中で感じていた心理的不安から解放されました。
また、喀痰吸引する方が増えたので、夜間搬送のリスクを低減させるために、吸引の準備をしてから帰ることが増えました。オンコール自体を発生させないという意識が以前よりも強くなり、一歩先を予見した動きになっていることを実感します。
「自分たちを守る術」でもある
ー新人指導に対する活用方法などを教えてください
内藤さん:
まず最初に「電話していいんですか?」と聞かれます。電話をそんなに頻繁にしていいのかと、ためらう人もいるので「自分達を守る術でもあるんだよ」と教えています。
熱発が生じた際の解熱剤を飲ませるタイミングや、嘔吐があったご利用者様の対応は、新人にとって不安になりやすい傾向がありますし、夜間帯はどうなるかわからない事態が発生するため、まずはチェックリストを見て「自己判断ではなくドクターメイトにオンコールしてアドバイスを聞くように」と徹底して指導しています。
また、以前は夜中に電話をすると、看護師も疲れており冷たい対応もあったようです。私がドクターメイトにオンコールした時に、すごく親切に的確なアドバイスをもらえたので、普通の感覚だと怒られるようなことでも「なにかあれば迷わずオンコールするように」とも伝えています。
チェックリストが新人教育にも活用できる
ーお渡ししたチェックリストはご活用いただけていますか
内藤さん:
チェックリストに細かい情報が書いてあるので夜間の新人指導にも活用しています。日中でも指示を仰ぐ境目が微妙な介護職員もいるので、判断のラインを教えるためにも使っています。また、嘔吐や熱発などに分け、チェックリストも一緒にファイリングすることで、自分達でも定期的に漏れなどがないかの確認にも繋げています。
<この記事をご覧の皆様へ一言>
ドクターメイトが入職の理由に
ーこの記事をご覧の方に一言いただけますか
高橋さん:
もちろん程度の差はあると思いますが、ドクターメイトを導入すると負担が減ることは確実です。
内藤さん:
ドクターメイトのサービスは、ここに入職を決めたポイントのひとつです。以前はグループホームで働いていましたが、宿直の看護師さんも少なく、他の対応をしていたら看護師さんが電話に出られないこともあり不安がありました。急変の時などは特に不安感が強くなりますが、夜間にいつでもアドバイスをもらえる体制はとても心強いと思いました。
余談ですが、前の施設で「次のところ、こういうサービスがある」と言ったところ「ウチもドクターメイト入れようよ!」という話になりましたね。
多くの導入事例をご紹介
ドクターメイトの提供サービスは新しい取り組みであり、介護施設には多くの関係者がいる中で、自分の施設で導入できるのか、効果があるのか、不安に思う方も多くいらっしゃいます。
多くの導入施設から参考となる事例をご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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