24 日中医療相談 夜間オンコール代行™
calendar_month update

オンコールの負担軽減で私生活にも好影響!|特別養護老人ホーム   静岡県 みくらの里

  • 施設種類 特別養護老人ホーム
  • 課題 待機看護師の負担が大きい採用難離職者の多発

ドクターメイトの日中医療相談サービス・夜間オンコール代行™サービスをご活用頂いている施設の中から、スムーズに定着している施設より導入前の課題、導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。
今回は静岡県下田市の「みくらの里」看護課長 鈴木様と事務長 川島様にお話をうかがいました。

みくらの里
全個室ユニットケアタイプの施設で下田駅から車で10分弱の距離で面会にも便利です。海水浴やサーフィンが楽しめる吉佐美大浜海岸と、山の幸が豊富なみくら山との中間に位置しており、夏は緑が映え、秋は涼しい風が吹き抜ける四季の変化が楽しめる豊かな自然の中の施設です。

<導入前の課題>

看護師の離職で夜間オンコールを看護師2名で対応、採用活動も大苦戦

ー導入前の課題について教えてください

鈴木さん:
オンコール代行導入前は、常勤3,4名で対応しておりましたが、「医師が常駐していないため判断に自信がない」「施設での業務終わりに夜間待機に入ると、どうしても24時間働いているという気分になってしまいます」といった、業務上のプレッシャーなどの理由で退職者が続出しました。誰かに医療判断を仰ぎたいという気持ちは常にありますから、気持ちは痛いほどわかります。

退職が続いてしばらく採用もできず、夜間待機を常勤2名で対応するという状況が1年ほど続きました。15日ずつの夜間待機は身体的にも精神的にもさすがに大変でしたし、だんだんと医療ニーズが高いご利用者様が増え、看取りも始めるなど、さすがにもう2名では回せないなと。

そんな時に理事長からサービス導入の話がありました。それ以前からドクターメイトのサービスを知っていたのですが、「こんなサービスがあるんだね」と半信半疑で広告を見ていました(笑)。

<導入初期>

「まずはやってみよう!」と前向きに

ー導入直後のまわりの反応はいかがでしたか

鈴木さん:
法人のポリシーとして、「まずはやってみよう!」という風土があるため、理事長から職員まで何事も使ってみてから評価するという感覚でした。絶対に導入したくない!という声はなかったですね。

もちろん、実際にオンコールをする介護職員からすると「何を話せばいいんだろう、どのように電話をすればいいんだろう」と不安があったと思います。私も「事前に利用者さまの情報を知らないのに大丈夫なのか?」とは思っていましたが、サービスとして提供しているからにはなにかあるんだろうと前向きに考えておりました。

日中医療相談に関しては、最初から私が使えそうなイメージを持っていました。日々、ネットで病名を検索することも多かったのですが、専門医に相談できるならより正確な情報が得られると期待していました。

嘱託医の先生からもチャットサービスを使ってみては?という後押しがありました。嘱託医も2名でオンコール業務をしている私たちを気にかけておりましたので、ポジティブな反応でしたね。

➤➤日中医療相談を詳しく知る

チェックリストの活用で過不足ない情報共有

ー定着をはかるために心がけたことを教えてください

鈴木さん:
「利用者様の情報を伝えられるか不安」という声に対し、ドクターメイトがコンパクトにまとめてくださったチェックリストを使って電話するように教えています。そこで不足があってもドクターメイトさんからのヒアリングが入ると思いますし、問題があればお互いに修正していけるものだと思っています。

<導入後の効果>

”オンコール無し”で求職者の反応が良くなった

ー導入後の採用活動は順調ですか

鈴木さん:
コロナの影響で依然として看護師の獲得は大変だと思います。ただ、現在は常勤が3名と非常勤4名という状況にまでなったので、常勤2名だった頃に比べるとかなり落ち着いています。今後のことを考えると、急ぎというわけではありませんが採用活動の再開も検討しています。

川島さん:
看護師の採用面接では必ずオンコールの話が出ます。導入前は2人の大変さを目の当たりにしていたので、どう伝えていいか正直わかりませんでした。求職者の方に、オンコール対応があるという話をすると、みんな揃ってネガティブな反応でした。「常勤3名だと毎月10回待機があるのか〜」といった心の声が聞こえてくるくらいで・・・
ですが、導入後は”オンコール無し”と胸を張って言えるようになったので、求職者の反応がまったく違います。「そうなんですか!安心ですね!」と言ってもらえるようになり、施設に好印象を持ってもらえていると感じています。

精神的、肉体的負担もカバーしオンオフの切り替えができるようになった

ー導入してから仕事や私生活に変化はありましたか

鈴木さん:
日中医療相談を導入して、看護師の心理的安心感はかなり高まったと思います。嘱託医の先生が外科、皮膚科と精神科は月2回の往診もしていただいていることに加えて、ドクターメイトのサポートもあり、さらにちょっとした疑問も解消してもらえる相談先が増えたことに満足感はあります。

夜間オンコール代行™サービスについても、そもそも私達だけでオンコールを受けていたら、今年中には体調を崩していた可能性が高いと考えると、本当にありがたいと思っています。オンコールでドクターメイトが介護職員に安心を提供してくれているからこそ、必要な駆けつけに注力できています。

私生活面では、今までは着信があったか?と定期的に目が覚めてしまっていましたが、最近では気づけば朝だった!という具合にぐっすりと睡眠時間も確保できるようになりました。さらに、帰りにフィットネスへ行って、体を動かしてから家に帰る。といった趣味に時間をあてる余裕がでてきました。以前はそんなことを考えたこともありませんでした。

川島さん:
導入前だと、昨日も一昨日も寝ていないだろうな・・・という状況の看護師を見ており、業務中にうとうとしている様子も実際にありました。このままだと、いつか倒れるんじゃないか。いつか過労死してしまうんじゃないか。と本当に心配していました。今ではしっかり休めている様子が目に見えてわかるのでとても安心しています。

嘱託医も利用を後押し 明確な業務の切り分けで夜間対応の精度も向上

ー導入後の効果について教えてください

鈴木さん:
日中医療相談については、嘱託医の先生もチャットサービスを使ってみては?と後押しいただくことも多く、私も若い看護師も皆が使っている印象です。特に、看護師同士でこれまでの経験値の違いから意見が分かれることも多かったのですが、「まず、ドクターメイトに聞いてみよう」とチャットで解決することが多くなりました。

夜間オンコール代行™サービスについても、導入前は月に15~25回オンコールがありましたが、今では5回以下の月もあります。駆けつけも導入以前は月に2,3回はありましたが、今では月に1回あるかないかという程度です。負担を軽減しつつお看取りの方などの夜間対応に力を注げているという切り分けが実現できています。

若い介護職員の成長も実感

ー導入したことで予想外の効果はありましたか?

鈴木さん:
何より私達が嬉しかったのは、若い介護職員の成長です。介護施設の医療依存度が高まる中で、介護職員は緊張や不安を持ったままで夜勤をしています。ドクターメイトに電話をすると、既往歴はなにか?主症状から類推する周辺症状のチェックは?とサポートをしてくれますので、OJTで医療知識を身に着けてくれる環境だと思っています。結果として、若い職員の皆が私達看護師との日常のコミュニケーションでも少しずつ医療的な観点からわかりやすい報告をしてくれるようになりました。早期に若手が育つという環境は、ドクターメイトを導入した大きな副産物ですね。

今まで施設の看護師に連絡するときは、情報が不足していても、聞き手の看護師の優しさに甘えていることを感じましたが、第三者に情報を伝えるとなると、自ら準備をするようなりますし、ドクターメイトならこういうことを聞いてくるだろうなという、予測をたてて動けるようになっています。

川島さん:
導入後に介護職員の所感を聞いたときに、自分が報告したこと以外にいくつか質問をされ、利用者の観察には何が必要なのかがわかりました。何を確認して、次からどうすればいいのか勉強になりました。と答えていたことから、介護士の成長を感じました。また、介護士の成長によって、相談員の負担感も軽減できていると思っています。

サービスの利用を通じてより信頼感が高まった

ー最後に、導入後に印象に残っているエピソードがあれば教えて下さい

鈴木さん:
ある女性の利用者様でバルーンカテーテルとウロバッグの接続部に結晶のようなものが溜まりすぐに詰まってしまう方がいました。ご本人も大変なことなのでなんとかしたいと思い、いろいろなことを試していましたが、どうしても改善されず、仕方がないことなのか・・・と諦めかけていました。ドクターメイト導入後に相談してみたところ、これまでに試していなかった対処法を教えていただいたので試してみたところ、あっという間にきれいになりました。本当に感動しました。しかも、数か月後には抜去することができました。

川島さん:
「ドクターメイトに聞いてみよう」がどこか共通語みたいになっていることですね。事務所で仕事をしていると、FAXの受信内容をよく見るので、昨日も今日も使っているんだな。わからない時はすぐに聞いているんだな。とは感じていました。介護職同士、看護師同士で「ドクターメイトに聞いてみよう」というやりとりを日常的にしている様子を見かけたりはしていたので、その影響かと思っていました。ところが、会議のなかでケアマネや相談員、事務職、みんなが「ドクターメイトに連絡したら教えてくれる」という話をしていたので、職員全体で浸透している印象があります。ドクターメイトに連絡をすることへの信頼感があるように感じています。

多くの導入事例をご紹介

ドクターメイトの提供サービスは新しい取り組みであり、介護施設には多くの関係者がいる中で、自分の施設で導入できるのか、効果があるのか、不安に思う方も多くいらっしゃいます。

多くの導入施設から参考となる事例をご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

資料ダウンロード(無料)

詳しい資料が無料でダウンロードできます。サービスの特徴・成功事例・活用方法・導入メリットなどをご覧いただけます。