夜間オンコール代行オンライン精神科医療養指導
calendar_month update

現場の人員を削らずに「宿直廃止」へ|特別養護老人ホーム

  • 施設種類 特別養護老人ホーム
  • 課題 待機看護師の負担が大きい

ドクターメイトのサービスをご活用頂いている施設の中から、導入前の課題と導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。今回は、東京都練馬区の『指定介護老人福祉施設 こぐれの杜』の皆様に、夜間オンコール代行™についてお話をお伺いしました。(取材協力:施設長:宇田川様、生活支援課課長:向井様、介護ユニットリーダー:佐藤様、中嶋様)

課題
  • 宿直廃止など、新たな夜間体制への現場の不安
  • 救急車同乗による夜勤帯の職員不足と業務負担の増加
効果
  • 救急車同乗がなくなり、現場の人員を削らなくていい安心感
  • オンコールと宿直が廃止され、看護師の新規採用・常勤化に成功
  • 採用費や宿直費などのコストが圧縮され費用対効果を実感

長期入所60床、短期入所8床の運営をする「特別養護老人ホーム こぐれの杜」では、夜間の救急搬送時における夜勤介護職員の同乗が課題となっていました。「宿直廃止」を目指す一方で、少人数で対応する夜勤帯に、現場から1人離れることのリスクや精神的なプレッシャーは計り知れません。そこで、新たな体制へ向けて現場を説得するための強力な材料となったのが「夜間かけつけオプション」でした。

今回は、組織の体制移行をどのように実現したのか、現場のリアルな声とともにお届けします。

*新サービス「夜間かけつけオプション」は、東京23区を中心に埼玉の一部でも2026年2月から順次提供開始

<導入にむけて>

現場の理解を得て「宿直廃止」を目指す

「救急同乗による現場のひっ迫と、双方にのしかかる精神的負担を解決しなければならない」

こぐれの杜では、ドクターメイトの「夜間オンコール代行™」を活用することで、すでに看護師のオンコール負担の軽減には成功していました。次なる目標は、「宿直業務の廃止」です。しかし、この方針に対して現場からは不安の声が上がりました。

新たな夜勤体制への不安と反発

宿直を廃止し、新たに「夜勤リーダー制度」などを設けて夜間体制の変更を実施しました。その際、現場の夜勤職員からは「単純に業務が増えるのではないか」という懸念が示されました。組織改革を進めるためには、以下の3つの課題をクリアし、介護職員の理解を得る必要があったのです。

救急車同乗による現場の職員不足と業務負担の増加

夜間は各フロア1〜2名(全体で4名)の少人数体制です。1名が救急車に同乗して現場を抜けてしまうと、残された職員で他フロアもカバーしなければならず、「自分の担当フロアに目が行き届かない」「普段接していない利用者の対応に追われる」といったリスクがありました。

職員双方にのしかかる精神的負担と軋轢

救急車に付き添う職員は、現場に残る職員に対して「申し訳ない」という罪悪感を抱きます。一方、残された側も少ない人数で現場を回さなければならず、どちらの立場にとっても精神的・肉体的にきつい状況が生じていました。

長時間の不在と「いつ戻るか分からない」不安

病院の行き先決定やご家族への引き継ぎには時間がかかり、場合によっては朝まで施設に帰れないこともありました。残された職員が「何時に戻ってくるのか全く分からない」という強い不安を抱えながら業務にあたっていたのです。

『救急車同乗なし』が、新たな体制の後押しに

このような現場の切実な課題に対し、施設長の宇田川様は「『救急車への同乗がなくなる』という「夜間かけつけオプション」のメリットを提示することで、職員を説得することができました」と語り、サービスが組織改革の強力な後押しになったことを明かしてくれました。

<導入後>

「同乗なし」がもたらした現場と経営の好循環

「夜間かけつけオプション」の導入により、救急搬送時にスタッフが同乗する必要はなくなりました。この変化は、夜勤を担当する介護職員の心理的負担を劇的に軽減しています。

現場の人員を削らないという大きな安心感

介護ユニットリーダーの佐藤様は「現場の職員が抜けてしまうという状況がなくなったことはすごくありがたいです」と喜びを語ります。

さらに、「救急隊とのやり取りにおいても、医療のプロである看護師が間に立ってくれることでさらなる安心感につながっています」と、代行の専門性も高く評価しています。

生活支援課長の向井様も、現場の視点からその効果を実感しています。「1人が抜けると自分の担当フロアが見えなくなるリスクがありましたが、代行サービスが対応してくれることで、施設を離れる時間が長くなるという課題がまるまる解決できています」と確かな手応えを口にしました。

また、介護ユニットリーダーの中嶋さまは、「現場から1人減ることで生じる負担や軋轢を防げるため、現在のかけつけが仕組み化されている状況は非常に助かっています。現場としては今後も継続を強く望んでいます」とサービスの必要性を力強く語ってくれました。

採用コストを圧縮。費用対効果を実感

夜間かけつけオプションの恩恵は、経営面・採用面にも及んでいます。
宇田川様は「導入から約1年が経過し、業務委託費自体は発生しますが、採用費や宿直費などのコストが圧縮されている」と述べ、費用対効果の面で高く評価しています。

オンコールなしで2名採用、非常勤看護師が常勤を希望

実際に、夜間オンコール代行™を含めたサービスの導入後、夜間負担による退職はなくなり、新たに看護師2名の採用に成功しました。「1年半ほど非常勤で働いていてくれた看護師が、『本当に夜間帯電話がかかってくることも施設に向かうこともないんだ』とわかり、常勤になることを申し出てくれました」と、宇田川様は定着率向上の喜びを語ります。

あなたにとって、ドクターメイトとは?

夜間における最大の懸念事項であった「救急車への同乗」がなくなり、スタッフが目の前のケアに集中できる環境が整ったこぐれの杜。皆さまに「ドクターメイトとはどのような存在か」を伺いました。

◆中嶋様(介護ユニットリーダー): 個人的にすごく助かっていて、頼りにさせてもらっている存在です。引き続きサポートしていただきたいです。

◆佐藤様(介護ユニットリーダー):「夜勤中に何があっても大丈夫」という強い安心感をもたらしてくれる存在です。

◆向井様(生活支援課長):導入の際に「一緒に夜勤をしている仲間として相談してほしい」と言っていただいた通り、まさに同じ法人ではなくとも「一緒に働いている仲間」として相談できる存在です。 夜間に看護師がいない特養や、病院から距離がある施設、そして少人数で夜勤を回している施設には、ぜひ導入をおすすめしたいですね。

<今後の展望>

現場が強く望む「今の仕組み」の継続

職員の精神的・肉体的な負担を大幅に軽減し、新たな夜間体制へのスムーズな移行やコスト最適化まで実現したこぐれの杜。これからもこの安心の仕組みを活用しながら、スタッフが働きやすく、入居者さまが安心して過ごせる施設づくりを進めていくことでしょう。