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介護職の賃金は安い?介護職が本当に求めていることとは

今日はこんな記事をみて思ったことを書いてみます。

自分の将来が不安… 多くの介護職が回答 仕事の不満では「賃金」が最多 NCCU
https://headlines.joint-kaigo.com/article-8/pg1068.html

介護職員の労働組合のUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NSSU)が組合員に調査したところ「働く上での不満があるか?」との問に80.6%が「ある」と回答しました。
その理由は「賃金が安い」が57.0%で最多。

働く上での不安があると回答したのは74.0%。
理由は「自分の将来のこと」が52.7%で最多。

さて、この記事では賃金の低さが問題であるという論点でまとめていますが本当にそうでしょうか?
確かに賃金の安さは大きな理由なのですが、単純に賃金を上げれば働いている人の不満や不安は解決するのでしょうか?

もう少し記事を読んでみると、
不安の種では「適切にサービスができているか」が36.7%でした。
そしてその次につづくのは「サービスの方法などについて意見交換が不十分」が18.0%です。

僕はここに問題の根底があるのではないかと思っています。
誰しもそうですが、自分の仕事に不安をいだいていている状態では、仕事への満足度は上がらないでしょう。
結局自分がやっていることが正しいのかわからない、そして疑問に思ってもそれを共有したり、聞ける人がいないという状況があります。
そうなると自分のもらっている賃金がいくらであろうと、自分の苦労に見合った金額ではないと感じるものだと思っています。

つまり、「はたらく人が安心に働ける状況」こそが大切なのではないかと思います。