
公益社団法人日本精神科病院協会は、「BPSD予防の見地からの専門的な医療のかかわりについての調査研究」の報告書を公開しました。その中から、特養運営に関連が高い、精神科病院への入退院について、退院患者個別調査に回答があった患者351人の調査結果を中心に解説します。
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入院の主な理由、要因となった主なBPSD
入院の主な理由について、「BPSDの対応」が42.7%で最も多く、次いで「認知症の治療」「薬剤調整や管理」「介護者のレスパイト」と続きました。
入院前の生活上の困りごとで最も多かったのは、「突然怒ったり・悪態をついたりする、たたいたり・つねったりする」で26.2%、次いで「落ち着きがなくなり、大声を出す・家から出ていこうとする」、「物を盗られたなどと妄想にこだわる」 となりました。
困りごとの要因となった主なBPSDについては、最も多かったのは「易怒性」(23.9%)、次いで「妄想」(21.3%)「歩き回り・不穏」(17.0%)となりました。



6か月未満の退院は36.3%に
また、病院側の調査結果から、認知症患者の入院期間は「1年以上」が46.0%と最も多く、次いで、「6ヵ月未満」36.3%、「6ヵ月~1年未満」が 17.7%となりました。認知症患者が多く入居する特養では、認知症ケアに注力し、入院を減らすことが特養運営においても重要であることが示唆されます。

公益社団法人 日本精神科病院協会「BPSD予防の見地からの専門的な医療のかかわりについての調査研究 報告書」より
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