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特別養護老人ホーム 報酬改定で経営業況は大きく好転も今後の見通し暗く

独立行政法人福祉医療機構は2026年6月に実施した社会福祉法人経営動向調査で特別養護老人ホームの経営業況(DI:各項目の第1選択肢の回答数割合から第3選択肢の回答数割合を差し引いて算出)の調査結果を公表しました。調査は特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人531法人を対象に2026年6月に実施。351法人から有効回答がありました。

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黒字施設の割合増加も、秋口にかけての見通しは厳しく

サービス活動収益のDI(「増加」ー「減少」)は、2026年3月調査から10%ポイント上昇し、△5に、サービス活動増減差額のDI(「増加」ー「減少」)は、2026年3月調査から9%ポイント上昇し、△12となり、サービス活動収支(黒字・赤字)のDI(「黒字」-「赤字」)は2026年3月調査から1%ポイント上昇し、1となりました。

いずれのDIも好転しましたが、2026年9月の見通しは厳しく、報酬改定前の2026年3月の水準に戻ると考えられています。

人件費は大きく増加、今後の人材不足感は過去最悪ペースに

人件費のDI(「増加」-「減少」)は、2026年3月調査から4%ポイント上昇し、58に、施設全体の従業員数のDI(「過剰」-「不足」)は、2026年3月調査から3%ポイント上昇し、△54に、介護職員の確保のDI(「容易」-「厳しい」)は、2026年3月調査から2%ポイント低下し、△87となりました。

施設全体の従業員数についてはやや好転した一方、先行きの不足感は大きく、2023年6月以降で最も悪い見通しとなっています。

他施設の競合、さらに厳しくなると考える特養多く

他施設の競合のDI(「厳しくない」-「厳しい」)は、2026年3月調査から2%ポイント低下し、△46となり、先行きの見通しはさらに厳しくなる、と考える特養が増加。人材確保、待機者問題、経営安定の全ての面で危機感を持っていることが分かりました。

独立行政法人福祉医療機構「社会福祉法人経営動向調査(2026年6月調査)の概要」

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