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コロナワクチン 4回目接種の対象は?接種間隔は?詳しく解説

新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)は、東京都ではやや増加傾向を見せていますが、少なくとも一時と比べればかなり落ち着いてきました。その要因の一つには、やはりワクチン接種率の上昇があげられます。今回のメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは、接種者が自覚できる副反応の頻度が高いゆえに3回目接種を躊躇する人がいるので、2回接種完了と同じ接種率まで到達するのは困難だろうと見られます。もっとも感染時に重症化しやすい65歳以上の高齢者だけでみれば3回接種完了率は87.9%と非常に高い数字となっています。 そんななか、60歳以上や基礎疾患などを有する人には4回目接種を実施することが決定しました。

日本での4回目接種の対象者は新型コロナの人口当たりの死者や検査陽性者での死亡率が急激に高くなる60歳以上と18歳以上の基礎疾患保有者となります。基礎疾患についてはおおむね以下のようなものです。
1.慢性の呼吸器の病気
2.慢性の心臓病(高血圧を含む。)
3.慢性の腎臓病
4.慢性の肝臓病(肝硬変等)
5.インスリンや飲み薬で治療中の糖尿病又は他の病気を併発している糖尿病
6.血液の病気(ただし、鉄欠乏性貧血を除く。)
7.免疫の機能が低下する病気(治療中の悪性腫瘍を含む。)
8.ステロイドなど、免疫の機能を低下させる治療を受けている
9.免疫の異常に伴う神経疾患や神経筋疾患
10.神経疾患や神経筋疾患が原因で身体の機能が衰えた状態(呼吸障害等)
11.染色体異常
12.重症心身障害(重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態)
13.睡眠時無呼吸症候群
14.重い精神疾患(精神疾患の治療のため入院している、精神障害者保健福祉手帳を所持している、又は自立支援医療(精神通院医療)で「重度かつ継続」に該当する場合)や知的障害(療育手帳を所持している場合)

また、基礎疾患ではありませんが、これまでの研究から新型コロナにかかった際に重症化することが分かっているBMI 30以上の肥満の人も対象に含まれます。 

4回目接種の時期ですが、諸外国の事例を参考に3回目接種から5カ月以上経過した場合とされる見込みです。おおむね日本国内での高齢者の3回目接種は2月くらいにピークとなりましたから、7月くらいに始まることになります。 

なお、先日日本国内では4種類目となる新型コロナワクチンのヌバキソビッドが承認を受けました。このワクチンはファイザー製、モデルナ製のmRNAワクチンとは異なる「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれるものです。その仕組みの詳細はここでは省略しますがすでに国内で使われているB型肝炎ワクチンや帯状疱疹ワクチンと同じ仕組みのもので、mRNAワクチンよりは副反応頻度が低いと考えられています。 現時点ではこのワクチンはこれまでのワクチン同様3回接種をしますが、1、2回目と3回目を異なるワクチンを使う交互接種での使用も認められる見込みです。4回目接種で使用が認められるかどうかは現時点で明確ではありませんが、もし使用できた場合は3回目接種までで副反応がひどかったケースなどでは検討しても良い選択肢かもしれません。