ドクターメイトにご相談いただいた実際の事例の中から,ご了解を得て紹介しています.

看護師

新規ご入居者さまについてです。元々、鼻に傷があったようで内科の診察は受けていたようなのですが、特に継続治療の指示もなく、今後の対応はどのようにすれば良いでしょうか?

(※写真を1枚送信いただきました.)

形成外科医

鼻部の悪性腫瘍の可能性もあるかと思います。皮膚科診察歴がなければ一度受診していただくことをお勧めします。

管理については、清潔にしていただき、鼻は血が出てきたりするようであればガーゼを当ててください。宜しくお願いします!

皮膚科医 青柳

皮膚がんの一種である基底細胞がんの可能性がかなり高いです。進行の早いものではありませんが、一度皮膚科を受診し診断をつけてもらうことをオススメします。

治療は手術になりますが、サイズ的に植皮もしくは皮弁形成術は必要になるので入院での治療が必要となりそうです。

看護師

受診は形成外科でも大丈夫でしょうか。

形成外科医

形成外科でも大丈夫だと思いますよ。基底細胞がんではないかと心配になって…と言っていただければ伝わるはずです。

治療を形成外科で行うかと言われると、先生の方針によりますが、初めの窓口としては形成外科で大丈夫です。

看護師

わかりました。ありがとうございます。早速受診の手配をいたします。

形成外科医

ご相談いただけて良かったです!また、経過など困ったことがあればいつでも相談してくださいね!

受診後にご報告をいただきました.

看護師

相談の翌日に形成外科を受診しました。ご家族へ「皮膚がんの可能性があり、手術を希望するなら入院して全身麻酔で行う必要がある」旨の説明があり、生検実施して帰設しました。来週、再診予定となっています。

皮膚科医 青柳

経過のご報告ありがとうございます!やはりそうでしたか。あとはご本人とご家族のご希望によりますが、早めに見つかって良かったです。顔が半分なくなってしまう方もいますからね...。

形成外科医

即日生検して頂けて良かったです!ご報告ありがとうございます。

検査結果のご報告をいただきました.

看護師

「基底細胞がん」との診断でした。大きさ的に、局麻での処置は困難であり、全麻下での手術が必要とのことで、全麻前検査を受け、その結果等もふまえて来週再度ご家族との相談になります。86歳の方ですが、ご家族も悩まれているようです。

皮膚科医 青柳

やはり基底細胞がんでしたか。お鼻なのでサイズ的に縫いよらないということで、全身麻酔での再建術が必要になるのだと思います。

基底細胞がんは転移をすることはかなり少ないですが、局所で大きくなってしまいますので、医師とご家族さんがよく話し合われて方針が決まることを願っております。

以上,鼻の傷についてのご相談でした.写真からがんが疑われ,受診により基底細胞がんと診断されました.ドクターメイトへの相談が早い受診につながり,後日,手術されたとのご報告をいただきました.