黒字化のカギを握る「人件費率」

派遣職員費を人件費の観点からみる

派遣会社に介護職員や看護職員の派遣を依頼することは本来、「変動する業務の負荷の調整弁」として活用されてきました。人手不足が常態化している現状においては、人件費関連費用として固定化されるだけでなく、年々その額も増加しつつあります。東京都高齢者福祉施設協議会人材対策委員会によれば、特養の55.0%が派遣介護職員を雇用しています。さらに、看護職員、その他の職員を合わせると、68.5%が派遣職員を雇用しています。物価高など経営コストが高まる中では、現在かかっている派遣費を最適化していくことが重要になっています。そこで、この資料では、黒字化の鍵を握る「人件費率」のうち派遣職員費がどうなっているのか、最適化するための方向性を解説していきます。

目次

  • 特養黒字化のカギを握る「人件費率」
  • 派遣職員費を人件費関連費用としてみると
  • 仕組みで生産性を上げ、派遣職員費を減らす