24 日中医療相談 夜間オンコール代行™
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ハローワークと施設HPだけで看護師採用が可能に|地域密着型 特別養護老人ホーム   広島県

  • 施設種類 特別養護老人ホーム
  • 課題 待機看護師の負担が大きい、採用難

ドクターメイトの日中医療相談サービス・夜間オンコール代行™サービスをご活用頂いている施設の中から、導入前の課題と導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。
今回は広島県福山市の「地域密着型特別養護老人ホーム 愛」施設長の濱岡様にお話を伺いました。

「より家庭的であたたかいサービスを」
ご利用者様一人ひとりに寄り添った介護サービスが提供できるよう、入所定員が29名以下と定められています。
大型老人ホームとは違い家庭的な雰囲気が特徴で、安心感の持てる生活をご提供いたします。
宏正会で採用している「ユニットケア」の特徴は、ご入居者様個人のプライバシーが守られる「個室」と、ご入居者様や介護スタッフと交流するための「居間」(共同生活室)があることです。顔なじみのスタッフが、ご入居者様の個性やリズムを尊重した暮らしをサポートします。

<導入前の課題>

夜間待機の負担が介護と看護の関係にも影響

ー導入前にはどのような課題がありましたか

濱岡さん:
看護師が夜間オンコールの対応をしていたのですが、一部を除いたほとんどの看護師から「オンコールをやりたくない」という意見が多く上がっておりました。とはいえ、やらないわけにはいきませんから、オンコール手当も出して、業務を回していました。

ところが夜間待機の影響もあるのか、日中のコミュニケーションが円滑にいかず、介護職員と看護師との摩擦も生じていました。さらに「オンコールがあるから」ということもあり、看護師として働こうという方も少なかったです。日中は単独で看護師の判断に委ねることも多く、負担がどんどん増していった状況です。看護師が足りていない時には派遣の方にもご協力をいただいていました。

「このサービスを活用することで、今の課題を解消されるのなら」と問合せをしました。介護と看護の摩擦が減少しますし、日中は看護師にとってもすぐに相談できる環境があることで精神的に楽になると思いました。加えて、看護師の採用がうまくいっていなかったので、「オンコール無し」で募集できるようになればもっと問い合わせが増えるかな、という期待もありました。さらには施設として医療ニーズの高い方の受け入れも可能になるのではと思い導入を検討しました。ただとにかく「まずはやってみないとわからん」という気持ちでしたね。

準備していたこと>

ドクターメイトのチェックリストをベースに施設のマニュアルを新しく作成

ー導入にあたり準備をされたことはありますか?

濱岡さん:
まず取り掛かったのが、マニュアルの作成です。ドクターメイトのチェックリストが非常に完成度が高かったので、それをベースに、医療機関のトリアージ表も参考にしました。熱や頭痛など約50項目の症状に対し、何をするかといったマニュアルを作成し、全スタッフに配布し、説明会を行いました。夜勤に入るスタッフや新人にはマニュアルを渡し、何かあれば見るように指導しています。これを機にマニュアルの整備にもつながりました。

<導入初期>

オンコールへの不安を払拭することから始まった

ー実際に使ってみて浸透や定着に課題はありましたか?

濱岡さん:
今ではかなり使っているようですが、導入当初は、現場への浸透は円滑にはいかず、最初のオンコールまで実に2か月かかりました。

介護職員の中で「普段の状況がわからない人にわかるのか」という疑問が根強くあり、オンコールをためらうことが多かったです。その不安を払拭するのに時間がかかりましたね。

一方、看護側でも導入に反対はしないものの協力的ではない部分があり、なかなか大変でした。今までの仕組みをごっそり変えるわけですから、反発はあったと思います。

1か月は静かに見守っていましたが、1回もオンコールをしていなかったことがわかり、再度やり方を介護職員1人ずつ全員に説明していきました。実際はオンコールのかけ方がよくわからない職員もいたため、かけ方の手順も作成しましたね。「夜間使わないと意味がない」「怒られないから使いなさい」と伝え続けました。それでもビクビクしてオンコールをためらうスタッフもいましたが、「怒られたら私が苦情を言うから」と、矢面には自分が立つからとにかくかけるようにと伝えました。

2か月経過すると、今度はリーダー職に「とりあえずかけてほしい」と依頼をかけていきました。リーダーがかける姿勢を見せ続けた結果、ようやく「かけて大丈夫」という空気につながり、他の人もオンコールするようになりましたね。

施設職員の皆さま

<導入後の効果

看護師にとって「夜間オンコールが無い」ことが当たり前の状況に

ー導入してからの効果について教えてください

濱岡さん:
当初の課題であった介護と看護の関係性についてですが、オンコールによって生じていた摩擦は解消されています。また、看護師同士のトラブルもなくなりました。

今では看護師にとってオンコールが無いことが当たり前になりました。新規の採用で面接に来られる方の中には「旅行に行けるから」や「子供や孫との時間を持てるから」という理由で面接に来たといった声も上がってきています。おそらくですが、オンコールがないことでプライベート面が充実するんだろうなと思います。

また、介護職員のパフォーマンスが向上しています。今回ドクターメイトを導入するにあたって、本来は看護師が事前準備しなくてはいけないものをマニュアルにしたため、介護職員のできることが増えたというか、自立するようになったんですよね。ここまで準備をした結果ではないのかと思います。逆にこうした機会がなければ、今でも看護師の判断に任せる状況になっていたと思います。

月に2,3回あった「駆けつけ」が3か月に1回に

濱岡さん:
駆けつけについてもサービス導入前は、月に2,3回は看護師が施設に来ていました。今だと3か月に1回程度まで件数を減らせています。救急搬送だと以前は年間で5,6回はありましたけど、今期はまだ1回しかありません。

ハローワークと施設HPのみで採用が可能に

ー導入後の採用効果について教えてください

濱岡さん:
看護師の採用がすごくやりやすくなりました。「オンコールなし」と打ち出せるので、主婦層や子育て層といった夜勤がないなら働きたい方も面接に来るようになりました。またHPにドクターメイトを導入していることを簡単に掲示しているんですが、その取り組みに共鳴したと言ってくれる応募者も出てきています。

今は介護職員より、看護師の採用の方が簡単になっています。以前は採用に半年ほどかかりましたが、今では2か月で集まるようになりました。

以前は紹介会社にも協力していただく必要があるかと思いましたが、ハローワークと施設HPのみで問い合わせをいただけるようになりました。結果、採用にかかるコストも抑えることができています。当時は求人チラシ約60万円に加えて、充足するまでの派遣看護師の人件費がかかっていました。今では求人チラシの費用はなくなり、派遣の方にお願いする期間も短くなりました。さらには募集期間が終了しても、「HPを以前見たから」や「派遣看護師から聞いたから」といった経路で問い合わせもいただいています。もしかすると口コミで広がっているのかもしれません。

おかげさまで看護師は常勤3名、非常勤2名いてくれているので、看護体制加算はどちらも取れていますし、安定した体制ができています。

訪問ステーションの皆さま

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