夜間オンコール代行™
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看護師の精神的・身体的負担が軽減され、働きやすさを実感|特別養護老人ホーム   北海道 鵡川慶寿苑

  • 施設種類 特別養護老人ホーム
  • 課題 待機看護師の負担が大きい看護師採用
野宮様 進藤様

ドクターメイトの夜間オンコール代行™サービスをご活用頂いている施設の中から、導入前の課題と導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。
今回は北海道勇払郡むかわ町の「特別養護老人ホーム 鵡川慶寿苑」副施設長の野宮様、看護師の進藤様にお話をうかがいました。

鵡川慶寿苑
【経営理念/基本方針】
■私達は、人生の最終章を生きる人たちと共に、長寿であることを喜び、倫理感を持って利用者の想いを汲み、1人の「人」としての人格を尊重し、高品質且つ専門性を駆使したサービスを提供します。
■生活の継続性とその人の自立支援を最優先に、持てる力を引き出し「生きる」意欲を高め、「安心・安全」が担保されて、楽しく、明るく暮らせるように心を尽くして介護する。


<導入前の課題>

本当にオンコールを外部へ任せられるのかと不安

ードクターメイトを知ったきっかけを教えてください

野宮さん:
FAXが届いて、初めてドクターメイトを知りましたが、当時は人手が足りていたこともあり、特に必要性を感じませんでした。再度FAXが届いた際に、施設のオンコール体制が気になって、ドクターメイトを検索してみました。オンコールを外部に任せることができるのかは不安でしたが、本当に任せることができるのであれば、看護師が楽になると思いました。

進藤さん:
私は病院から転職して施設で働くようになり、初めてオンコールを受けるようになりました。ご利用者を知らない方がオンコール対応をできるのかと半信半疑でした。

育児にも影響が出てしまうことも

進藤さん:
私を含めた2人の看護師でオンコール対応をしており、月10回以上はオンコールがかかっていました。また、月に1回程度の駆けつけも発生していました。育児をしながらのオンコール対応だったため、子供の発熱で夜間受診したくても、いつオンコールがくるか不安で受診をためらうこともあるような状況でした。

やはり、自分の子供が心配ですが、オンコールや駆けつけがあるかもしれないという不安が常にあるため、子供に熱が出たら解熱剤、お腹が痛ければ整腸剤を飲ませるなどしていました。寝ずに子供の面倒を見ていましたので、心身ともにかなり負担を抱えていました。
精神的・身体的な負担から解放されて、穏やかに過ごしたいという気持ちが強かったです。

副施設長 野宮様

「オンコールできない」「責任とれない」で看護師採用に苦戦

野宮さん:
面接をしても、オンコールがあることで辞退されたり、オンコールを受けても判断に責任を持てないと言われたりと、オンコール対応が原因となり、採用に苦戦していました。また、紹介会社を通じて採用した看護師の方が1年と経たずに退職するケースも続いていました。

ドクターメイトのサービスで看護師の負担軽減と採用ができると思い、ドクターメイトのサービスを施設長や職員に周知し、会議でメリットなどを伝えました。職員の同意が得られた段階で理事会に対し、導入理由や職員の反応を報告し、導入する流れとなりました。

<導入時の課題>

チェックリストへのアクセスのしやすさを整備

ー導入当初のことについて教えてください

野宮さん:
サービスに対する理解度が職員ごとで差が生じないようにする必要があると思っていました。口頭や文章で伝えるだけでは不十分だと感じ、導入オリエンテーションに参加できなかった職員にも理解してもらうために、オリエンテーションの動画を準備し、いつでも視聴できる環境を整え、見てもらいました。合わせて、いつオンコール先をドクターメイトに切り替えるのか、心肺停止や骨折など緊急性の高いものは看護師に連絡しても良いことをしっかりと周知しました。

介護職員が連絡する際に、何をチェックしたらいいかがわかるようにするため、ドクターメイトからもらった症状別のチェックリストをラミネートし、電話の近くに置くようにしました。現在は完全にドクターメイトに移行しましたが、導入後1年間は緊急時のみ看護師にも協力してもらっていました。

看護師 進藤様

習うより慣れてもらう

ー導入直後の現場のご様子について教えてください

進藤さん:
導入後にオンコール時のフローが大きく変わったことはありませんでした。しかし、介護職員はドクターメイトに電話することに抵抗があったようです。導入当初は、施設看護師への電話が続いていたため、都度「次はドクターメイトに相談して欲しい」「とりあえず症状があったらドクターメイトに連絡してごらん」と伝えていました。
ドクターメイトからは「どんなことでもいいので、まずは慣れるために連絡をしてほしい」と言われていたため、通常なら連絡不要な症状についても、まずはドクターメイトに連絡することで徐々に慣れてもらいました。1人が電話をし始めると、あとは他のスタッフも続いていく流れで浸透していきました。

導入後の効果>

職員からの紹介もあり、看護師採用が成功

ー導入してからの看護師の採用について教えてください

野宮さん:
職員からの紹介もいただき、今では必要人員数を満たしています。オンコールがあることは看護師にとって懸念材料となっていたようで、「オンコールなし」がポイントとなって充足につながったと思います。

導入以前は、夜勤よりオンコールの方がラクだと考えていました。そのため、夜勤がないことにメリットを感じる看護師は採用できると思い込んでいました。オンコール待機は夜勤と違い、施設での拘束時間はありませんが、いつ電話がかかってくるかわからないため、プライベートでも気が抜けないなど精神的重圧がある。つまり、オンコールは看護師の負担になっていたことに気づきをいただきました。

日中の集中力が改善

ー看護師採用以外の効果についても教えてください

進藤さん:
心穏やかに働くことができています。夜勤は特有の辛さもありますが、勤務時間内ということもあり、割り切って仕事を頑張ることができました。しかし、オンコールはいつでも電話がかかってくる状態です。常に電話を気にしていたので、気持ちの面でプレッシャーがかかっていました。

なぜかは分かりませんが、用事があるときに限ってオンコールがかかってきていました。例えば、シャワーを浴びている時にオンコールがきて、シャワーを止めて出ることもありました。

仕事面においても、オンコール待機をしていた時は、午後ぐらいから集中力が切れてしまっていました。現在では、1日集中して仕事に取り組めています。

野宮さん:
深夜の対応が続くと、夜間起こされて体力的にきついのか、翌日休んでしまい日勤帯の看護師が不足することもありました。今では、日勤帯の看護師人員が不足するリスクもなくなり助かっています。

施設の皆様

ドクターメイトに電話をすることで介護職員が成長

進藤さん:
介護職員のスキルアップも感じています。以前は電話で、「熱がある」「転んだ」などの断片的な報告でした。現在では、オンコールの時ではありませんが、日勤中に、ドクターメイトからどのようなアドバイスをもらったのか、今のバイタルと状態の報告までしてくれるようになりました。

他にも、クーリングの際には、アイスを頭に乗せるだけでなく、体温に応じて脇に入れるなどの工夫をしてくれるようになりました。

野宮さん:
ドクターメイトに変わってからは、毎回バイタルなどを聞かれるので、事前にバイタルを計測をするなど行動の変化がありました。

看護師の駆けつけが0に

ーオンコールの回数や駆けつけの数に変化はあったのでしょうか

野宮さん:
ドクターメイト導入後に駆けつけができない看護師2名を採用したこともきっかけとなり、看護師が駆けつけない体制を2022年4月から実施しています。

現在では町内在住の私とケアマネ、相談員の3名で対応しています。体制変更に伴い、町内の病院にも事前にお伝えし、ご協力いただいています。介護職員がドクターメイトから緊急搬送のアドバイスをいただいた場合、私は病院に駆けつけ、ご利用者のカルテ、介護職員の記録、ドクターメイトからのレポートをみて、医療従事者に説明を行う流れをとっています。病院の協力もあり、看護師の駆けつけは0になりました。

今までは運転手として、看護師に付き添っていただけでしたが、自分たちで先生に状態を説明することが大変でした。ただ、駆けつける担当が変わっただけですので、今のフローへの移管はスムーズにできました。

全ての看護師にドクターメイトを知ってほしい

ーこの記事をご覧の方に一言お願いします

野宮さん:
ドクターメイトの導入は、いろいろなメリットがあると思っています。その中でも一番は「看護職員の働きやすい環境を作れる」ということだと感じています。北海道は広く、冬の夜中に駆けつけることは吹雪や凍結などの影響もあり、交通事故のリスクが高くなります。駆けつけがなくなり、二次災害を防ぐことで職員を守ることも大きな役割だと感じてます。施設の裏には朝方になるとシカが群れでいたりと物損事故が多い地域なので、冬だけではなく、夜間の駆けつけは職員にとって大きなリスクになり、それも軽減できていると感じてます。

進藤さん:
ほとんどの看護師がドクターメイトのことを知らないかもしれませんが、まずはドクターメイトとは何なのかを把握してほしいと思っています。私たちも「ドクターメイトはしっかりとしたアドバイスをくれる」ということを全員が周知した時に使いやすくなったと実感しました。看護師は主治医や家族への連絡対応も担っています。ドクターメイトのオンコール代行は夜間のみのことですので、看護師の存在感が薄くなると感じたことはありません。むしろ、気持ちも身体も楽になり、日中の集中力も増して働きやすくなりました。

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