厚生労働省が今年度に実施した「LIFEを活用した取組状況の把握及び訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究」の調査結果から高齢者施設におけるLIFE活用の実態と加算実態について2回シリーズで解説します。
科学的介護推進体制加算算定にあたって新たに開始した取り組みについて、ADLや認知症の状態の評価を新たに開始した(あるいは評価頻度が向上した)事業所・施設の割合が比較的高かったことが分かりました。また、加算の算定にあたって、サービス計画・提供サービスの見直し(34.8%)や服薬情報の入力(32.9%)、疾患情報の入力(30.6%)、職員への研修(28.9%)をLIFE活用の課題と感じている事業所・施設の割合が比較的高かった模様です。
厚生労働省 第215回社会保障審議会介護給付費分科会「LIFEを活用した取組状況の把握および訪問系サービス・居宅介護支援事業所におけるLIFEの活用可能性の検証に関する調査研究事業(結果概要)(案)」
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