国土交通省と厚生労働省が共同で設置した有識者会議「令和3年度高齢者施設等の避難確保に関する検討会(フォローアップ会議)」 の第2回会議が2月24日に開催されました。この検討会は「令和2年7月豪雨災害を踏まえた高齢者福祉施設の避難確保に関する検討会」のとりまとめ成果を踏まえ、これまの取組内容を確認するとともに、「避難確保計画の作成の手引き」の改定内容等について意見をまとめる目的で設置されています。検討会では「避難確保計画の作成・活用の手引き」の改定案 が提示されたほか、平成28年台風10号における岩手県岩泉町のグループホーム事例や、令和2年7月における豪雨での熊本県球磨村の特別養護老人ホームの事例などを題材にした「要配慮者利用施設における避難確保に関するeラーニングテキスト(案) 」や、「避難訓練実施ガイド参考資料(案)」 が提示されました。会議では出席委員から、「法律で避難確保計画の作成が義務付けられていることを説明しておくことが必要」「福祉系の学生も学べる機会があると良い」などの意見が出されました。