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【介護報酬改定】LIFEからのフィードバック 「全て理解できる」「ほぼ理解できる」3割にとどまる<daily news pickup>

10月11日に開催された第227回社会保障審議会介護給付費分科会で、LIFEの活用状況の最新調査結果並びに経年比較が公表されました。

LIFEの利用・活用状況

LIFEの活用場面について、 「利用者状態の管理・課題把握」、 「利用者状態の多職種での情報共有」 、「ケアの質の向上に関する方針の策定・実施」及び「フィードバック票を用いた提供サービス・ ケアの見直し」において活用している事業所・施設の割合が増加傾向で、委員会等で議論を実施している事業所・施設の割合も増加傾向にありました。

厚労省資料より

複数の加算での同じ項目の入力や提出頻度が異なることに不満も

LIFEへのデータ登録の不便な点について、「複数の加算において 同様の項目を入力することが手間である」や「加算ごとに提出頻度が異なる点が手間である」と回答し た事業所・施設がそれぞれ約半数でした。同一利用者におけるLIFEへの提出頻度について、いずれの加算においても、加算の算定要件で定められた頻度で提出している事業所・施設の割合が最も高い結果となりました。栄養マネジメント強化加算、口腔衛生管理 加算(Ⅱ)、口腔機能向上加算(Ⅱ)については、「1か月に1回以上」と回答した事業所・施設の割合が3割を超えていました。

厚労省資料より

フィードバック「同じ地域との比較」「平均要介護度が同程度の事業所・施設との比較」も要望

フィードバック票の情報量について、事業所フィードバック・利用者別フィードバックともに、 約半数の事業所が「ちょうどよい」と回答したものの、その内容については 「全て理解できる」又は「ほぼ理解できる」と回答した事業所・施設が約3割にとどまりました。全国平均以外に比較したい条件として、「自事業所・施設と同じ地域 との比較」、「自事業所・施設と平均要介護度が同程度の事業所・施設との比較」が挙がりました。

厚労省資料より

第227回社会保障審議会介護給付費分科会第227回社会保障審議会介護給付費分科会「LIFE の活用状況の把握および ADL 維持等加算の拡充の影響に 関する調査研究事業(速報値)」

【関連トピックス】

高齢者施設におけるLIFE活用・加算実態(1)LIFE関連加算の算定実態について

高齢者施設におけるLIFE活用・加算実態(2)LIFE導入がもたらした変化・課題

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