セクハラ「受けたことがある」約7人に1人、相手は「利用者」が最も多く
諏訪広域連合介護保険課が長野県諏訪広域内の介護サービス事業所従事者を対象に行った調査で、特養の介護従事者の3人に1人が「パワハラを受けたことがある」、7人に1人が「セクハラを受けたことがある」と回答しました。
パワハラを受けた相手については、「上司」が最も多く「パワハラを受けたことがある」と回答した人のうちの66.9%が回答。次いで「同僚」(同41.6%)「利用者」(同20.8%)「利用者家族」(同17.5%)となりました。
セクハラを受けた相手については、「利用者」が最も多く「セクハラを受けたことがある」と回答した人のうちの62.7%が回答。次いで「上司」(同28.4%)「同僚」(同26.9%)となりました。
職場での人間関係の悩み「意見交換が不十分」「業務指示が不明確」など
職場での人間関係について、問題と感じていることについて、特養含む施設系の介護従事者に聞いたところ、「ケアの方法について職場内での意見交換が不十分である」が最も多く、次いで「経営層や管理職等の管理能力が低く、業務の指示が不明確、不十分である」、「自分と合わない上司や同僚、部下がいる」、「職員間の派閥やいじめがある」と続きました。「その他」の意見として、「経営層や管理職と現場の考え方の違い」や「みんな忙しくてピリピリしている」「責任のある仕事・行動ができる人が少ない」などが挙がりました。
諏訪広域連合介護保険課「介護従事者等アンケート調査結果」
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