夜勤の免除など、業務負担の軽減を
看護職員の人手不足が深刻化する介護業界において、看護マンパワーを支える重要な存在である55歳以上の看護職員「プラチナナース」。プラチナナースがいきいきと働くために、事業者/管理者が配慮すべきことなどについて解説します。
一般に高年齢労働者に対しては、加齢に伴う身体機能の低下に対応して働き方の調整を可能とするほか、職場環境を整備する必要があります。また、年齢が上がるにつれ個別性が大きくなるため、個々の職員の状態を把握したうえで、個々に必要な配慮をすることが望まれます。
プラチナナースの負担軽減方策の一例として、
労働時間
・1日の勤務時間を短くする(短時間勤務)
・週の勤務日数を少なくする(短日勤務)
・夜勤を免除、または回数を減らす
・時間外勤務を免除する
・特定の時間帯(早朝・夕方等)に勤務するかどうかを選べる
・特定の曜日(土日・祝日等)に勤務するかどうかを選べる
業務内容
・身体的負荷のある業務(耐荷重、長時間の立ち仕事等)の免除
・細かな、あるいは複雑な手技を伴う処置・作業等の免除
などがあり、プラチナナースが活躍する病院の約4割が夜勤の免除や夜勤の回数を減らすなどの取り組みを行っています。
意欲・能力あるプラチナナースに「選ばれる」職場づくりで、採用の効率化、業務の効率化を行い、サービスの質の向上を目指していきましょう。
日本看護協会「プラチナナースの活躍促進」
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