厚生労働省は4月18日に「高齢者施設等における感染対策等について」と題した事務連絡を発出。高齢者施設等における感染対策として特に重要と考えられる点を改めて周知しました。
マスクの着用について
行政が一律にルールとして求めるのではなく、個人の主体的な選択を尊重し、マスクの着用は個人の判断に委ねることを基本とし、高齢者等重症化リスクが高い者が多く生活する高齢者施設等への訪問時にはマスクを着用することが推奨されるとともに、高齢者施設等の従事者については、勤務中のマスクの着用を推奨しています。勤務中であっても、従業員にマスクの着用が必要ないと考えられる具体的な場面については、 周囲に人がいない場面や、利用者と接しない場面であって会話を行わない場面等においてはマスクの着用を求めないなど、各高齢者施設等の管理者等が適宜判断するよう求めています。
面会について
高齢者施設等の入所者について、家族等との面会の機会の減少により心身の健康への影響が懸念されることを踏まえると、高齢者施設等での面会の再開・推進を図ることは重要、としています。その上で、感染経路の遮断という観点と、つながりや交流が心身の健康に与える影響という観点から、地域における発生状況等も踏まえ、可能な限り安全に実施できる方法を検討するよう求めるほか、看取りの場合を含め、可能な範囲で、面会者に個人防護具の着用を指導した上での対面面会、もしくは、窓越し・オンラインでの面会等の対応の検討を求めています。
介護保険最新情報「高齢者施設等における感染対策等について」
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