サンスター株式会社と株式会社ミナケアが、20-74歳の233,555人の定期健康診断結果と医療機関の診療情報(レセプト)をもとに、歯科受診内容や糖尿病と歯の本数の関連を分析。研究成果を第66回春季日本歯周病学会学術大会にて発表しました。
歯科受診内容と歯の本数の関連については、40代以降のすべての年代で、治療受診のみの者と比べて、治療・管理のどちらも受診した者ではそれぞれ0.1本、0.6本、1.8本、3.1本多く、管理受診のみの者ではそれぞれ0.3本、1.1本、2.8本、4.5本多く、有意に歯の本数が多いことが分かりました。
糖尿病と歯の本数の関連についても、30代以降のすべての年代で、血糖コントロールが良い者(HbA1c6.0未満)に比べて、血糖コントロールが悪い者(HbA1c6.0%以上)は有意に歯の本数が少ないという結果でした。また、30代から60代では、血糖コントロールが悪くなるほど、歯の本数が少ないことが示されました。
本研究の結果は、超高齢社会において、働く世代から全身の健康に十分気を配り、歯の疾病の重症化予防につながる歯科での口腔健康管理を行うことが極めて重要であることを示す貴重な研究と言えます。
株式会社ミナケア プレスリリース
【関連トピックス】
便利な抗菌薬の裏側に潜む「薬剤耐性菌による感染症」を防ぐためには
【関連資料】
施設運営者が知っておくべき 特養の医療ニーズ 最新データ2023