24 日中医療相談 夜間オンコール代行™
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夜間対応、駆け付けもほとんど無くなっただけでなく、スタッフの“伝える”スキルの向上も実感|特別養護老人ホーム   福井県 さくら荘

  • 施設種類 特別養護老人ホーム
  • 課題 待機看護師の負担が大きい

ドクターメイトの日中医療相談サービス・夜間オンコール代行™サービスをご活用頂いている施設の方に、サービス導入前の課題と導入後の効果をうかがうインタビューコンテンツ。
今回は福井県勝山市「特別養護老人ホーム さくら荘」の総務課 課長 谷口様(写真)、看護主任 池田様、介護係長 榊原様 にお話をうかがいました。

さくら荘
「勝山で地域に根ざした介護サービスを30年以上提供してきたさくら荘は、 さらに思いに寄り添うために少しづつ、確実に改革を進めています。」

さくら荘_外観
さくら荘_内観

<導入前の課題・不安>

使命感だけではやっていけなかった3人での夜間オンコール対応

ー導入前の課題・不安について教えてください

谷口:
夜間オンコールを3人で対応していたので、3日に1回は夜間対応が回ってきます。家庭の事情などで対応できない日もあります。そうなると、連日オンコール対応をすることもあり、一時的に負担が大きくなることもありました。

ードクターメイトを知ったきっかけを教えてください

谷口:
夜間のオンコール業務の負担をどうしたら解決できるのか、他の施設はどうやって対応しているのか、「オンコール 夜間」「特養 オンコール」「特養 看護職員」などインターネットで検索したところ、ドクターメイトに辿り着きました。

「こんなサービスがあるのか」「制度上は問題ないのかな」というのが最初の印象です。ただビジネスとして展開するからには、制度上の問題はクリアしているはずです。ホームページを見ると、100ヶ所以上の施設に導入されていることがわかり、安心して電話をしましたね。それでも、夜間のオンコールにちゃんと対応してくれるのか一番気になりました。

池田:
「本当にうまくいくのかな」という不安はありました。

榊原:
不安しかありませんでした。施設、利用者のことをよくわかっている看護師の判断だったこれまでとは異なり、「見ず知らずの看護師がどこまでわかるんやろ」という印象でした。

さくら荘_ファイル

<導入に向けて>

トップダウンで導入を決めるのではなく、現場に丁寧に説明を

谷口:
私からスタッフたちには個別で「こういうサービスを利用したらどう思う?」と聞いていました。たくさん集まったところで聞いても、反対が多いことは分かっていたので。個別に聞いてみて少しずつ浸透させるように準備しました。

個別に話をして、問題点を言語化してもらい、「ドクターメイトの導入で、問題点が解決するとしたら良いと思わない?」というような感じで対話をしました。私がまるでドクターメイトの社員みたいですね(笑)。一方的に「オンコール代行したいから導入しよう」というカタチではなく「まずは1回聞いてみない?」というやり方です。係長や主任レイヤーには特に丁寧に話をしていました。

池田:
介護職員も病名を把握してもらうための資料を手直ししたり、薬の内容も把握できるようにカルテに説明を追加したりしました。

榊原:
病名など読めない漢字は、医務室が更新したファイルをスタッフに見てもらっていました。

<浸透に向けて>

電話しやすいように、スマホ電話帳の一番上に「ドクターメイト」を表示

谷口:
早く使ってほしいという気持ちはありましたが、結局は施設の看護スタッフに電話しちゃうんですよね。些細なことでもドクターメイトに電話してほしかったんですが、なかなか難しかったです。夜勤明けで報告を受ける際に「今の報告をドクターメイトに電話してほしいんだよね」と伝えていました。夜間、施設に残っていた場合は「よし!電話かけてみよう!」という声かけもしました。導入直後は看護スタッフとドクターメイト、それぞれに電話をかけてましたね。

榊原:
こちらも「細かい情報を伝えないと!」という気持ちが強すぎるのか、いざ話をしてみると舞いあがっちゃうんですよね。ですがドクターメイトの看護師の言葉がとても落ち着いて、丁寧だったので、安心しましたね。電話をかけるのが不安な職員のために、電話口のそばにスタッフを置いて電話をかけたこともありました。

谷口さんからは「小さいことでも電話してみようか」とアドバイスいただいていましたが、それでもなかなか気恥ずかしくて、躊躇うことが多かったです。結局、電話をかけないと何も始まらないんですけど。

谷口:
ハード面では仕事場に固定電話しかなかったので、フロアにスマホを5台用意しました。さらにスマホの電話帳でドクターメイトが一番上に出るように工夫しましたね。

<導入後の効果

夜間電話対応・かけつけもほぼゼロに。職員の“伝える” “調べる”スキルも向上

谷口:
既往歴や薬の名前など分かっていない介護スタッフが多かったんですけど、ドクターメイトの導入で知識レベルが上がったと実感しています。また外部に電話することを通して、相手にどう伝えるかを考えるように、スタッフのコミュニケーションスキルの向上にもつながりました。その他、いただいたマニュアルを通して、看護師に伝えるべき情報は何かを学ぶことができました。マニュアル自体が良い教材ですね。

池田:
夜間の電話対応も無くなり、かけつけもほぼ無くなっています。あまり電話のことを気にしなくなり、精神的にぐっと楽になりましたね。次の日にも影響が出ないので、夜に子どもと外出できるようになりました。以前だと、夜の外出はもちろん、入浴中もずっと電話を気にしてましたし。

榊原:
相手の時間を気にせず電話できるようになりましたね。これまでは相手の生活を考えて早めに電話していたので。それ以外には、病名や病気について調べる検索スキルが上がったと思います。看護師同士がやりとりしている内容が分かるようになりましたし、興味も出るようになりました。”伝える力”がみんなついてきてるんじゃないかな。

皮膚科の受診回数、入院回数も劇的に減少

谷口:
皮膚科への受診回数が減少しています。嘱託医にも相談しますが、ドクターメイトにも相談できるので、多角的な相談をするのに役立っています。嘱託医への夜間の電話は看取りの時だけ対応するぐらいだったので、相談窓口が増えて負担が軽くなりました。

ACPの取り組みやドクターメイトの導入など、総合的医療体制の整備で入院や受診の回数は間違いなく減っていますし、救急搬送からの帰設の数がほぼ無くなりました。

コミュニケーションツールを使って、レポート共有

谷口:
2021年からLINE WORKSを導入し、情報共有を行っています。ドクターメイトからのレポートはLINE WORKSで随時共有しています。出勤してからの申し送りだと準備に時間がかかるので、出勤中にスマホで共有し、到着後すぐに動けるようになっています。

さくら荘_ビデオ通話

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ドクターメイトの提供サービスは新しい取り組みであり、介護施設には多くの関係者がいる中で、自分の施設で導入できるのか、効果があるのか、不安に思う方も多くいらっしゃいます。

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