ドクターメイトにご相談いただいた実際の事例の中から,ご了解を得て紹介しています.

看護師

高齢者の排便コントロールが難しく下剤調整が上手くいきません。

排便が2日出ていない状況でセンノシド®1錠を夕食後薬追加し、3日出ていなければ夕食後にセンノシド®を1錠追加します。それでも排便がなければテレミン坐薬®を使用します。この流れで良いのかアドバイスを頂けたらと思います。宜しくお願いいたします。

内科医 山村

高齢になると多くのかたが便秘傾向で,排便コントロールには苦戦しますね.頓用でセンノシド®,テレミン®などの刺激性下剤を使う方法としてはの使い方としては,お伝えいただいた方法でとくに問題ありません.

ただし,刺激性下剤の頓用では1回の排便量が多くて衣服やベッドを汚してしまうこともあるのではないでしょうか.また,刺激性下剤は耐性がついて,期待する排便効果が得られなくなることもあります.

数日おきにセンノシド®の内服が必要なかたであれば,酸化マグネシウム,ソルビトールなどの浸透圧下剤を常用として(夕方1回ないしは朝夕1回ずつ),センノシド®を使わなくても出るように調整することが望ましいですね.

浸透圧下剤は耐性の心配はほとんどありません.刺激性下剤のように飲みはじめてすぐに排便があるわけではないですが,数日単位で便形が徐々に軟らかくなり,便通がついてくるか確認しながら徐々に増量することになります.

腎機能や他の併用薬との飲み合わせと考慮して,主治医の先生に処方を検討していただいてみてください.

看護師

アドバイスありがとうございました。大変参考になりました。主治医のドクターとさっそく相談致します。

以上,下剤の調整についてのご相談でした.便については個人差も大きく,高齢者の排便コントロールにお困りの施設も多いようです.ドクターメイトでは個別の便形や排便頻度,下剤に内容に応じてもアドバイスを差し上げています.