ドクターメイトにご相談いただいた実際の事例の中から,ご了解を得て紹介しています.

ケアマネジャー

おはようございます!精神疾患の方での相談です。

80歳の男性で、以前から双極性感情障害がある方です。今年3月から、緊張病で入院してたそうです。今月から、リハ目的で老健に入所されています。退所後は、自宅復帰する予定です。

入院時は、体の硬直が激しく、一時は経鼻経管栄養や導尿等が必要で、主にベッド上で過ごしていたそうです。今は、食事摂取や歩行ができるようになってきました。

今後、在宅生活する上での精神的なフォロー等で注意することがあれば教えて頂けないでしょうか?よろしくお願い致します!

精神科医 鈴木

まず、緊張病とは、行動が凍り付いたように固まってしまったり、片手を上に挙げたような不自然な姿勢をずっと取りつづける様な症状が特徴的です。統合失調症で起きることが多いですが、双極性障害や自閉症スペクトラム障害などでも生じることがあります。症状が改善されてきたとのこと、大変良かったです。

在宅生活で気をつけることとしては、しばしば経口摂取が困難になることがあったりすることがあるので栄養不足、脱水に気をつけてください。また、動かなくなることによって、誤嚥や長期臥床による褥瘡、深部静脈血栓症、肺血栓塞栓症、圧迫による神経障害、筋萎縮、尿路感染症の可能性があります。また、ごくまれですが、悪性緊張病に至ることがあり、その際には、高熱、頻脈、高血圧、昏迷や興奮などの症状を生じることがあり、速やかな病院受診が必要です。

精神的な要素については、ストレスがかかったり、不眠になると精神症状悪化の可能性があります。また、当たり前のことではありますが、元々の双極性障害が悪化すると精神症状が悪化して緊張病に至る可能性がありますので、そちらについても薬の飲み忘れに気をつける、症状が悪くなってきたら主治医に逐一相談するということが必要です。

以上、ご参考になれば幸いです。

ケアマネジャー

鈴木先生、お忙しい中コメントして頂きありがとうござます!先生のコメントを参考に支援していきたいと思います!

以上,緊張病についてのご相談でした.あまり馴染みのない精神疾患についても,ドクターメイトの精神科医がご回答します.聞き慣れない病気の症状や注意点などについてもドクターメイトへご相談いただいています.