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介護老人保健施設・認知症高齢者グループホームの経営状況は∼2021年度決算分析から<daily news pickup 1月11日>

独立行政法人福祉医療機構は、2021年度(令和3年度)決算に基づく高齢者施設の経営分析参考指標の概要を公表しました。前回の特養に続いて、今回は介護老人保健施設と認知症高齢者グループホームの2021年度決算の概要をご紹介します。

介護老人保健施設-33.8%が赤字で前年度比5.8ポイント上昇

入所利用率は、老健全体で88.0%(前年度比2.3 ポイント低下)となり、療養型以外の施設類型で低下しました。また、老健全体の在所日数(施設入所)は314.9日(前年度比9.7日増加)となり、療養型以外の施設類型で長期化しました。事業利益率は、老健全体で2.9%(前年度比1.2 ポイント低下)。施設類型別でみると、基本型3.9%、加算型2.7%、在宅強化型2.0%、超強化型2.5%、その他型2.7%、療養型12.7%となり、すべての施設類型で低下しました。経常利益額が0未満となった赤字施設の割合は、老健全体で33.8%(前年度比5.8 ポイント上昇)で、施設類型別でみると、赤字施設の割合が最も上昇したのは在宅強化型で、その他型、超強化型、基本型、加算型と続きました。

認知症高齢者グループホーム-水道光熱費率が前年度よりも上昇

利用率は95.3%と前年度より0.4ポイント低下した一方、利用者1人1日当たりサービス活動収益は13,419円と前年度より73円上昇しました。人件費率は69.5%と前年度より0.5ポイント低下した一方で、経費率は21.7%と前年度より0.6ポイント上昇、そのうち、水道光熱費率は3.9%と前年度より0.3ポイント上昇しました。

独立行政法人福祉医療機構「2021年度(令和3年度)介護老人保健施設の経営状況」 「2021年度(令和3年度)認知症高齢者グループホームの経営状況」

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