九州、沖縄で患者数が増加
国立感染症研究所が2023年1月9日∼15日の全国のインフルエンザの流行状況を公開しました。2023年第2週の定点当たり報告数は7.37(患者報告数36,388)となり、前週の定点当たり報告数4.73(患者報告数23,139)よりも増加。44都道府県で前週の報告数よりも増加しており、多い都道府県から、沖縄県(33.23)、福岡県(16.96)、宮崎県(16.63)、佐賀県(15.79)、長崎県(14.74)、鹿児島県(13.57)、大阪府(12.22)、愛媛県(10.25)、京都府(9.60)、香川県(9.38)の順となっています。全国の保健所地域で、警報レベルを超えている保健所地域は7か所、注意報レベルを超えている保健所地域は111か所でした。
インフルエンザ患者の入院報告数は182例であり、前週(166例)から増加しています。年齢別では1歳未満:14例、1~4歳:27例、5~9歳:26例、10代:23例、20代:8例、30代:2例、40代:4例、50代:12例、60代:10例、70代:12例、80歳以上:44例でした。
インフルエンザの対策も、新型コロナと同じく、三密回避、手洗い、マスク、ワクチンの4つです。高齢者においては新型コロナ同様、インフルエンザも感染すると入院・死亡リスクが高くなるため、インフルエンザ感染対策の中では重症化予防効果のあるワクチン接種が何よりも優先されると言っても過言ではありません。
国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ
【関連トピックス】
“コロナ第8波”と“インフルエンザ” この冬の同時流行にどう備える?
【関連資料】