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特養入居者の外来受診付き添い「看護職員」が68.9%<daily news pickup 12月7日>

緊急受診理由「発熱等の症状による肺炎疑い」が最多

株式会社日本総合研究所が2022年3月にまとめた「特別養護老人ホームにおける医療ニーズに関する調査研究事業」から、特別養護老人ホーム入居者の外来受診の実態について解説します。

定期的な受診理由では、「退院直後の観察や医療処置等を要するため」が最も多く、次いで「カテーテル(留置カテーテル、コンドームカテーテル等)の管理のため」、「怪我の治療のフォローのため」と続きました。

緊急的な受診理由では、「発熱等の症状から肺炎が疑われるため」が最も多く、「外傷や骨折疑いがあるため」、「誤嚥性肺炎の対応のため」と続きました。

株式会社日本総合研究所「特別養護老人ホームにおける医療ニーズに関する調査研究事業 報告書」をもとにドクターメイトで作成

また、外来受診時の付き添い者は、「看護職員」が最も多く68.9%。次いで「生活相談員」、「家族」、「介護職員」と続きました。

株式会社日本総合研究所「特別養護老人ホームにおける医療ニーズに関する調査研究事業 報告書」をもとにドクターメイトで作成

外来受診の付き添いは、移動時間や診察・薬の待ち時間など1回あたりの拘束時間が長く、また、多くの特養で看護職員が付き添いを行っていることからも、付き添い中の時間帯の施設内の対応などサービス品質にも大きな影響を与えます。定期的な受診をオンライン診療や医療相談に置き換えるなどで、緊急受診など必要な付き添いに人的工数を集中するなどで、質の高い人材マネジメントが可能になるでしょう。

株式会社日本総合研究所「特別養護老人ホームにおける医療ニーズに関する調査研究事業 報告書」

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