公益社団法人全国老人福祉施設協議会・老施協総研がまとめた「介護老人福祉施設等 令和3年度収支状況等調査」から最新の特養の経営状況を解説するシリーズ。4回目は平均要介護度・利用率について解説します。
◆平均要介護度 介護報酬などの収入要素や介護費用などの費用要素に影響を与える平均要介護度について、令和3年度は3.98で、前年度比0.02ポイント低下となりました。級地別にみると、「1~5級地」の3.94に対し「その他」で4.02 と、都市部より地方部で高くなっていました。
◆利用率 定員数に対する利用者数では、令和3年度は94.0%で前年度比0.4ポイント低下。黒字施設・赤字施設別にみると、黒字施設で94.9%であるのに対し赤字施設で92.7%と、黒字施設のほうが 2.2 ポイント高くなっていました。
公益社団法人全国老人福祉施設協議会「令和3年度収支状況等調査結果(介護老人福祉施設等)」
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