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特別養護老人ホーム 従来型の4割ユニット型の3割で「赤字」運営

独立行政法人福祉医療機構が同機構の融資先の特別養護老人ホーム(従来型1888拠点 、ユニット型3,568拠点)2023 年度(令和5年度)決算の分析結果を公表。経常増減差額が0未満である「赤字拠点の割合」は従来型で42.1%、ユニット型で31.1%となり、前年度から従来型で6.0ポイント、ユニット型で3.4ポイント低下しました。

その他の主な経営指標について、

事業の定員数に対して、どの程度のサービス利用が行われたかを示す「利用率(特養入所)」は従来型で93.0%(前年度比0.3ポイント増加)、ユニット型で93.0%(前年度比0.3ポイント減少)。

事業全体の収益性の指標となる「定員1人当たりサービス活動収益」は従来型で424.6万円(前年度比0.8万円増加)、ユニット型で496.1万円(前年度比2.2万円減少)。

サービス活動収益に対する人件費の占める割合を示す「人件費率」は従来型で65.0%(前年度比0.7ポイント減少)、ユニット型で62.6%(前年度比0.3ポイント減少)。

従事者1人にかかる平均人件費から給与水準を示す「従事者1人当たり 人件費」は従来型で459.5万円(前年度比9.4万円増加)、ユニット型で440.4万円(前年度比9.3万円増加)。

サービス活動収益に対する経費の占める割合を示す「経費率」は従来型で28.9%(前年度比0.5ポイント減少)、ユニット型で25.5%(前年度比0.4ポイント減少)となりました。

独立行政法人福祉医療機構「2023 年度(令和 5年度)決算特別養護老人ホーム(従来型・ユニット型)の経営分析参考指標の概要」

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