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ユニット型特別養護老人ホームの建設費 平米単価39万円 調査開始以来最高額に

福祉医療機構が2024年度のユニット型特別養護老人ホームの建設費の状況について調査結果を公表しました。

国内全体でも2015年比で3割上昇 施設の老朽化への対応が課題に

円安を背景とする輸入材料費の高騰や、原油価格高騰に伴う輸送コストの増加、慢性的な人手不足など、建設費を取り巻く厳しい局面が続いていることを背景に建築費は年々上昇。国内全体でも2015年比で3割上昇しています。さらに4月から働き方改革関連法の時間外労働上限規制も始まり、1 日当たりの実質作業時間が減少し、同規模の施設建設に要する工事期間に影響が出ることから、今後も建設費の増加は続くと考えられます。

福祉・医療業界では、施設の老朽化への対応が喫緊の課題となっています。法定耐用年数を超えるような老朽化が著しい施設については、建替えや改築・改修が迫られていますが、福祉・医療事業者の経営環境の悪化が指摘される昨今の状況では、上昇を続ける建設コストを賄うことは容易ではありません。

特養の建設費 前年度比45千円上昇の387千円

特養の2024年度建設費の平米単価は、全国平均が 387千円と前年度から45 千円上昇し、調査を開始した2008年以来の最高額となりました。地域ブロック別では、北海道・東北および首都圏で全国平均を上回っています。

また、定員 1 人当たり建設費も全国平均が19,556千円と前年度から4,476千円上昇、 首都圏が20,695千円と前年度から6,924千円上昇し、いずれも過去最高額を記録しました。

独立行政法人福祉医療機構「2024 年度 福祉・医療施設の建設費について」

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