
株式会社ギミックは、全国の開業医523人を調査した「開業医白書2025」を発表し、「医療介護連携」「病診連携」「診診連携」について調査を行いました。
医療介護連携「ある程度以上に取れている」35.9%
クリニックと介護施設の連携状況を調査した結果、「非常に連携が取れている」「ある程度連携が取れている」と回答した開業医は合わせても35.9%となりました。「連携が取れていない」背景として「(介護領域との)交流の機会がない(少ない)」「連携方法がわからない」などが挙がり、連携の必要性を感じながらも具体的な取り組みに至っていないケースがあることが分かりました。

病診連携7割、診診連携5割「連携取れている」
病診連携については「連携が取れている」との回答が約7割に上りましたが、内訳を見てみると「非常に連携が取れている」の回答は全体の2割程度で、「理想の病診連携」を実現できているクリニックは少数派でした。
クリニック同士の連携については、「連携が取れている」と回答したのは約半数の46.6%。中でも「非常に」連携が取れていると回答したのはわずか8.0%で、全体の1割以下にとどまる結果になりました。


同社ではこの調査結果について「病診連携は進んでいるものの、理想的な連携にはまだ課題が残ります。交流会や勉強会で”顔の見える関係”を築く医師もいますが、時間不足や逆紹介への不満が障壁となっている」と分析しています。
株式会社ギミック プレスリリース



