folder_open 介護施設介護経営働き方・処遇改善 calendar_month update

【詳しく解説】介護従事者に対する幅広い賃上げ支援1.0万円 ほか 令和7年度補正予算案 介護経営・処遇改善 関連施策

厚生労働省は令和7年度補正予算案の主要施策集を公開しました。その中から介護経営、賃上げ関連の主な施策を解説します。

夜間オンコール代行 オンコール無しで採用増

幅広く賃上げ支援 1.0万円 ほか 介護分野の職員の賃上げ・職場環境改善支援事業

介護従事者に対して幅広く賃上げ支援 1.0万円を実施。なお、処遇改善加算の対象サービスについては加算取得事業者、対象外サービス (訪問看護、訪問リハ、ケアマネ等)については処遇改善加算に準ずる要件を 満たす(又は見込み)事業者が対象。

生産性向上や協働化に取り組む事業者の介護職員に対して賃上げ支援0.5万円を上乗せ。要件としては、訪問・通所サービス等については「ケアプランデータ連携システムに加入(又は見込み)等」、「施設、居住サービス、多機能サービス、短期入所サービス等」については、「生産性向上加算Ⅰ又はⅡを取得(又は見込み)等」。

介護職員について、職場環境改善に取り組む事業者(処遇改善加算を取得の上、職場環境等要件の更なる充足等に向けて、職場 環境改善を計画し実施する事業者、令和6年度補正予算の「介護人材確保・職場環境改善等事業」と同様)を支援 。介護職員等の人件費に充てることも可能で、人件費に充てた場合、介護職員に対する0.4万円の賃上げに相当

介護サービスを円滑に継続するための対応、大規模災害等への備えに対する支援

物価上昇の影響がある中でも、介護事業所・施設が、必要な介護サービスを円滑に継続できるよう、介護事業所・施設のサービス類型・規模等を踏まえ、 

・ 特に長距離移動が求められる訪問系サービス等においては、訪問・送迎など移動に伴い必要となる経費
・ 大規模災害の発生時には、介護事業所・施設への避難も想定されることから、介護事業所・施設について、衛生用品や備蓄物資、ポータブル発電機な ど災害発生時に必要な設備・備品 などの購入費用等

に対する補助を行う。

補助対象経費(例)

[介護サービスを円滑に継続するための対応] 

ア.訪問・送迎の移動の経費などサービス提供の継続に必要な経費 
イ.ネッククーラー、冷感ポンチョ、熱中症対策ウォッチ 
ウ.業務用スポットエアコン、サーキュレーター、断熱カーテン など 

[大規模災害等への備え] 平時のサービス提供にあたって使用することも可能とするが、災害発生 時に使用可能な状態で維持するものとする。 

ア.飲料水、食料品等の備蓄物資(ローリングストックの初期費用) 
イ.ポータブル発電機、ポータブル電源・蓄電池 
ウ.衛生用品、医療用品 
エ.簡易浄水器、冷房機、暖房機、簡易トイレ 
オ.その他災害への備えとして必要と認められる経費

補助上限額 

■介護事業所・施設(訪問介護、通所介護、施設系を除く):1事業所あたり20万円 
■訪問介護、通所介護事業所: 規模(訪問回数等)、提供形態に応じて上限額を区分(※)し、 訪問介護 1事業所あたり20万円、30万円、40万円、50万円 通所介護 1事業所あたり20万円、30万円、40万円
 ■施設系(特養、老健、介護医療院等):定員1人あたり6千円 
(※)訪問介護は延べ訪問回数(200回以下、201回以上~2000回以下、2001回以上)で区分(30万円、 40万円、50万円)。ただし、移動経費に着目し、集合住宅併設型は20万円とする。 通所介護は延べ利用者数(300人、600人)で20万円、30万円、40万円の3区分とする。

食料品等の購入費等に対する補助

介護保険施設等が、物価上昇の影響がある中でも、食事提供というサービスを円滑に継続できるよう、介護保険施設等の規模等を踏 まえ、食料品等の購入費等に対する補助を行う。

補助上限額 

定員1人あたり1.8万円 

補助対象 

介護老人福祉施設(地域密着型含む)、介護老人保健施設、介護医療院、 短期入所生活介護、養護老人ホーム、軽費老人ホーム 

補助対象経費 

食材料費

大規模修繕等や、小規模な高齢者施設の改修・大規模修繕等に必要となる経費支援

介護テクノロジー導入・協働化・経営改善等支援

生産性向上の取組を通じた職場環境改善を推進するため、介護事業所において介護テクノロジー等を導入する費用及び地域全体で導入する費用の補助を行う。また、小規模事業者を含む事業者グループが協働して行う職場環境改善等の取組など協働化等の支援を行うとともに、経営改善の支援に係るモデル的な事業を実施する。あわせてこれらに要する都道府県等の伴走支援の強化等を実施する。

(1)生産性向上の取組を通じた職場環境改善 

・生産性向上に資する介護テクノロジー等の導入 ・見守り機器・介護記録ソフト・インカムについては、業務時間削減効果が確認されているため集中的に支援。特に、小規模事業者も含めこれらのテクノロジーがより広く 事業者へ普及するよう支援。そのため、介護テクノロジー等の導入にかかる費用を補助するとともに、導入等と一体的に実施する業務改善にかかる費用(※)を補助 
(※)介護記録ソフトの導入前後の定着を促進する費用やWi-Fi環境整備費用も含む。 

・地域全体で生産性向上の取組を普及・推進する事業の実施 ・地域の複数事業所における機器の導入に向けた研修や、地域のモデル施設の育成など、都道府県等が主導して面的に生産性向上の取組を推進 ・都道府県等が主導して、ケアマネ事業所と居宅サービス事業所の間でのケアプランデータ連携システム等の活用を地域で促進し、データ連携によるメリットや好事例を収集 

(2)小規模事業者を含む事業者グループが協働して行う職場環境改善など協働化等の支援、経営改善支援モデル事業の実施 

・人材募集や一括採用、合同研修等の実施、事務処理部門の集約、協働化・大規模化にあわせて行う老朽設備の更新・整備のための支援等に加え、福祉医療機構 (WAM)による経営分析などを行うための費用を補助することにより、経営改善支援モデル事業を実施 

・福祉医療機構における介護施設等の経営サポート事業の体制強化を実施(事業スキーム : 国 → WAM(実施主体) 、 運営費交付金の交付) 

(3)都道府県等による伴走支援等の実施 ・小規模事業所等に対するICT導入や協働化等の伴走支援等が着実に実施されるよう、必要な都道府県等の体制を整備

訪問介護等サービス提供体制確保支援

地域において、利用者へ必要なサービスを安定的に提供できるよう、ホームヘルパーへの同行支援や常勤化への支援、協働化・大規模化の取組支援など、事業所規模や地域の特性に合わせた支援を行うほか、下記の支援を新たに行う。 

・訪問介護におけるタスクシェア・タスクシフトを推進するため、都道府県等が行う訪問介護事業所と地域の多様なリソースとの協働モデルの構築 や業務の役割分担ルールの策定等の支援 

・ 訪問介護事業所が存在しない中山間地域等に所在する通所介護事業所等の役割の多機能化(訪問機能の追加)を推進するため、訪問機能の導入に向けた伴走支援や初期費用の助成、導入後の一定期間の支援 

・中山間地域等において、地域の需要に応じた柔軟な人員配置が可能なサテライト(出張所)の設置を促進するため、サテライトの設置に向けた伴走支援や初期費用の助成、設置後の一定期間の支援

中山間地域等に所在する通所介護事業所等の役割の多機能化(訪問機能の追加)の推進支援

訪問介護事業所が存在しない中山間地域等に所在する通所介護事業所等の役割の多機能化(訪問機能の追加)を推進するため、訪問機能の導入に向けた伴走支援や初期費用の助成、導入後の一定期間の支援を行う。

補助対象経費 

・ アドバイザー配置に係る費用(人件費等) 
・ 訪問機能追加に必要な初期費用(備品購入費、広告費等) 
・ 経営安定までの定額補助費用 

補助の対象

訪問介護事業所が1か所もない、または必要なサービス提供が 困難な状況(提供回数や移動距離等を勘案)にある地域に所在する、通所介護事業所、地域密着型通所介護事業所

中山間地域等の訪問介護事業所のサテライト(出張所)設置の推進支援

中山間地域等において、地域の需要に応じた柔軟な人員配置が可能なサテライト(出張所)の設置を促進するため、サテライトの設置に向けた伴走支援や初期費用の助成、設置後の一定期間の支援を行う。

具体的な補助要件や補助内容等 

(導入前支援)制度の周知や設置に向けた伴走支援 
(導入時支援) 設置にかかる初期費用の助成 
(導入後支援) 一定期間のランニングコストの助成など

地域のケアマネジメント提供体制確保支援

地域の高齢者に対して適切なケアマネジメントが提供されるよう、地域の特性に応じたケアマネジャーの人材確保体制の構築やタスクシフト支援、事業所規模や地域の特性に合わせた経営改善支援を行う。

最低賃金の引上げに向けた環境整備を支援する業務改善助成金

生産性向上に資する設備投資などを実施し業務改善を行うとともに、事業場内最低賃金を一定額以上引き上げる中小企業・小規模事業者に対し、その業務改善に要した経費の一部を助成する。

厚生労働省は「令和7年度補正予算案 主要施策集」

\夜間オンコールができる看護師が足りない…/
\受診するべきか相談できればいいのに…/

ドクターメイトの
「夜間オンコール代行™」「日中医療相談」で解決!

導入した施設様のインタビューはこちら>>