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インフルエンザ流行本格化の兆し 患者報告数前週の約1.5倍に<daily news pickup 11月21日>

最大で1日75万人の患者を想定、高齢者施設に集中的検査の実施を依頼

都市部を中心にインフルエンザの流行が始まっています。11月13日時点で全国のインフルエンザ患者数は407人で前週の270人と比較して約1.5倍に増加しています。都道府県別で患者数が最も多いのは大阪府で145人(前週比+38人)、次いで東京都が85人(前週比+54人)、京都府の42人(前週比+14人)となっています。

厚生労働省「インフルエンザの発生状況について」をもとにドクターメイトで作成

国はピーク時には1日75万人の患者(新型コロナ患者が1日45万人、インフルエンザ患者が1日30万人規模で同時流行)が生じる可能性を想定して、高齢者施設に対し、必要な検査体制を構築するよう都道府県や医療機関等に求めています。対象は入所系の高齢者施設、障害者施設(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症グループホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、障害者支援施設等)、介護や障害分野における通所系や訪問系の事業所で、週に2ないし3回以上実施することを前提に、抗原定性検査キットの積極的に活用を求めています。

これを受けて各自治体は集中的・定期的検査の受付を開始しています。

東京都「令和4年度の集中的・定期的検査(11月~3月分)の受付を開始しました」

熊本県「高齢者施設等従事者への集中的検査(抗原定性検査)の実施について」

鹿児島市「高齢者施設等の従事者等に対する集中的検査の実施」

各自治体ごとに受付や報告などに締め切り期日などがあるので、施設担当者はそれぞれの自治体からのお知らせを確認してください。

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