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特別養護老人ホームの人材確保に関する調査(3)2023年度の新卒採用状況

福祉医療機構が老人福祉施設または地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護を運営する3,709の社会福祉法人を対象に実施した「特別養護老人ホームの人材確保に関する調査」の調査結果を7回シリーズでお伝えします。第3回は2023年度の職員の新卒採用状況について。

新卒採用を実施したものの、採用できた施設は33.7%にとどまる

2023年度に正規職員(雇用期間に定めがない職員)のうち、新卒の採用活動を行った施設は77.5%でしたが、採用できた施設は33.7%にとどまる結果となりました。

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」より

2024年4月採用 新卒採用者数 「~1.0人」の施設が半数

2024年4月採用の新卒採用者数は、「~1.0人」の施設が50.6%、1施設当たりの平均採用数は2.0人でした。

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」より

新卒を募集する際に使用した媒体・経路「ハローワーク」最多

2023年度に正規職員(新卒)を募集する際に使用した媒体・経路は、83.3%が「ハローワーク」と回答。次いで「法人・施設ホームページ」「学校訪問(就職課等への働きかけ)」と続きました。その他の経路としては「法人独自の就職説明会・見学ツアー」「専門学校のオープンキャンパスで、学校見学の後にバスで施設に見学ツアーを盛り込んでいただいた」「求人票・施設案内の送付」「法人奨学金」などが挙がりました。

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」より

新卒の採用に結びつく効果の大きかった媒体・経路「学校訪問」最多

2023年度の正規職員(新卒)の採用時に使用した媒体・経路のうち、採用に結びつく効果のあった、としたのは「学校訪問(就職課等への働きかけ)」が最も多くなりました。

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」より

2025年度の新卒採用活動の実施状況と実施時期

2025年度の新卒(2025年4月以降に新卒となる学生等)の採用活動の開始する(した)時期については、「2024年3月以前」がもっとも多く、次いで「6月」となりました。

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」より

独立行政法人福祉医療機構「2024年度 特別養護老人ホームの人材確保に関する調査結果」

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