
健康保険組合連合会が公開した、令和5年度の特定健診・特定保健指導データ及びレセプトデータによる、業界別の被保険者の健康状態や服薬の状況、メンタル系疾患の受診者割合をまとめた調査結果を解説します。
健康状態及び服薬状況については、特定健診の問診回答並びに健診検査値をもとに40-74歳の被保険者を対象とし、メンタル系疾患の受診者割合については、全年齢の被保険者を対象としています。集計は309万1978人(453組合)の特定健診結果、1621万403人(1310組合)のレセプトデータをもとに行われています。
全ての項目において、全産業平均より良い結果に
「血圧」における受診勧奨及び保健指導判定値の該当者割合(合計値)について、全体平均37.3%に対し「医療・福祉」は32.0%、最も高かったのは「飲食料品小売業」で53.6%でした。
「脂質」における受診勧奨及び保健指導判定値の該当者割合(合計値)について、全体平均61.2%に対し「医療・福祉」は55.6%、最も高かったのは「労働者派遣業」で64.2%でした。
「血糖」における受診勧奨及び保健指導判定値の該当者割合(合計値)について、全体平均35.7%に対し「医療・福祉」は30.8%、最も高かったのは「建設業」で41.5%でした。
「肝機能」における受診勧奨及び保健指導判定値の該当者割合(合計値)について、全体平均34.5%に対し「医療・福祉」は22.8%、最も高かったのは「労働者派遣業」で42.1%でした。
「メタボリックシンドローム」の該当者及び予備群割合(合計値)について、全体平均31.3%に対し「医療・福祉」は18.2%、最も高かったのは「労働者派遣業」で41.0%でした。





健康保険組合連合会 業態別にみた被保険者の健康状態に関する調査



