
厚生労働省は令和6年「介護サービス施設・事業所調査」の結果を踏まえて、令和6年10月1日時点の介護職員数が212万6227人となったことを公表しました。
介護職員数は、令和5年度時点で統計開始後初めて減少に転じ、212.6万人に減少。介護職員の処遇改善や職員のキャリアアップのための研修受講支援、ICT等のテクノロジーを活用した生産性向上の推進による現場の負担軽減・職場環境の改善など、様々な施策を行なったものの、令和6年度では487人の増加にとどまっています。
サービス種別では、入所系が前年度比0.8万人増の103.4万人、通所系が前年度比0.2万人減の34.2万人、訪問系が前年度比2.2万人増の56.0万人となっています。
一方、要介護(支援)認定者数は増加の一途を辿っており、令和6年度は前年度比15万人増の720万人となっており、人手不足の深刻さは悪化していると考えられます。



