レバレジーズメディカルケア株式会社が全国の介護士2145名に「介護士の職業実態」について調査した「きらケア介護白書2022」から、介護職員の仕事のやりがいや大変なことについて紹介します。
介護職員として働こうと思ったきっかけ「手に職を付けたかったから」
介護職員として働こうと思ったきっかけについて、「手に職を付けたかったから」がもっとも多く、次いで「自分に向いていると思ったから」、「介護の知識や技術を身につけたかったから」と続きました。年代別では、20代は、「感謝される仕事をしたかったから」、「ボランティアや職業体験で興味を持ったから」など、仕事自体のおもしろさややりがいに軸を置いた理由の回答率がほかの年代よりも高いことがわかりました。一方、30代以降は「身内や身近な人の介護を経験したから」「介護の知識や技術を身につけたかったから」など現実的な理由の回答率が高くなる傾向がみられました。
仕事の魅力・やりがい「介護の技術や知識が身につく」
仕事の魅力ややりがいとなる介護職員として働く上で感じるメリットは、「介護の技術や知識が身につく」がもっとも多く、次いで「自分の家族を介護するときに役立つ」、「医療に関する知識を習得出来る」という結果となりました。また、経験年数別に見ると、介護職歴が1年未満の方は「数字によるノルマがない」や「学歴や職歴、年齢に関係なく働くことができる」など、介護職の始めやすさにも魅力を感じていることがわかりました。
一方、仕事の大変さとなる介護職員として働く上で感じるデメリットは、「腰痛になりやすいなど身体的負担が大きい」がもっとも多く、「給与水準が低い」、「人手不足で業務量が多い」と続きました。介護の仕事は自分や家族、社会の将来のためになると感じている一方、身体や生活などに負荷がかかると考えている介護職員が多いという結果となりました。
レバレジーズメディカルケア株式会社「きらケア介護白書2022」
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