
三菱UFJリサーチ&コンサルティングが3月に公表した令和6年度介護報酬改定後の特養ならびに地域密着型特養の加算や経営に関する最新調査結果から、オンライン診療の実施状況について解説します。

5.1%の施設で半年間に1件以上のオンライン診療を実施
令和6年4月~9月に入所者がオンライン診療を受診した施設は5.1%、実施件数の内訳は、「状態の確認、相談対応」が59.2%と最も多く、次いで「定期処方薬の処方」が30.8%でした。



オンライン診療のメリット・デメリット
オンライン診療のメリットについて、「入所者の移動・待機にかかる負担が軽減される」が48.9%と最も多く、次いで「職員の送迎にかかる負担が軽減される」が46.9%でした。一方、デメリットについては、「対面時と比較して細やかな診察が受けられない」が38.3%と最も多く、次いで「受診に必要な機器・通信環境の準備に費用がかかる」が25.8%でした。



三菱UFJリサーチ&コンサルティング「特別養護老人ホームにおけるサービス提供のあり方に関する調査研究事業」